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2002/04/03】 

「小泉首相は、国民の抵抗勢力!」



農水、厚生労働両相の諮問機関「BSE(狂牛病)問題に関する調査検討委員会」は4月2日、BSEの発生を防げなかった農水行政などを「重大な失政」と厳しく批判する最終報告をまとめた。

両省は報告を受けて武部勤農相と坂口力厚労相が給与の一部を自主返納するとともに、同日付で幹部職員に対する減給処分などを実施したと発表した。
農水省の処分内容
武部農相:大臣給与の6カ月分自主返納。
遠藤武彦副大臣:給与3カ月分自主返納。
現職幹部の処分は14人。
うち渡辺好明事務次官ら12人:懲戒処分とし、給与の20%の2カ月分を減給。
残る二人:同省内規による訓告。
1月に退職した熊沢英昭前次官:退職時給与の20%の6カ月分自主返納。
同じく永村武美前畜産部長:退職時給与の20%の3カ月分自主返納。
国民は、これで納得するのか?


4月3日午前、小泉首相は首相官邸で記者会見を行い、BSE(狂牛病)問題を巡る武部勤農相の進退問題について、「(考え方は)変わっていない」と述べ、公明党の神崎武法代表が2日、農相の辞任を求める考えを表明したことに関しては、「必ずしもそうではない。このままではいけないということだろう」と語ったという。

同じく女房役の福田官房長官も記者団に、「続投でいけない理由があるのか。農相にはこれからやるべきことがある」と強調したそうだ。
(日経新聞2002.4.3夕刊1面)


いったい、この小泉首相という男は、なにをこうガンバッテいるのであろうか?
いったい彼は、2001年度、2002年度合わせて4000億円以上の無駄な税金の出費を国に強いた農水省の狂牛病対策において、これまで誰一人として責任者が、その「重大な失政」に見合う責任をとってこなかったことに対する、国民の激しい憤りを感じないのであろうか?

さらに、女房役の福田官房長官に至っては、アホではなかろうか?
私とて、日本の大官房長官に対して、このような失礼なもの言いをしたくはない。
しかし、代わりのいろいろな言い方を考えたが、なかった。
アホではないか?としか、言いようがなかった。
続投でいけない理由があるのか」だと。


公明党の神崎武法代表が2日、緊急記者会見し、「農相を含めてきちんとけじめをつけるべきだ」と、農相辞任を公式に要求した。
(日経新聞2002.4.3朝刊2面)

理由がなければ、与党の一員である公明党の神崎代表が、このようなことを言うか!
何を考えているんだ、福田官房長官?
ここまでくると、オトボケだけで話は済ませられないぞ。


同じく3日の日経朝刊2面が、記事の続きをこう伝えた。
寝耳に水、を装った。「あっそう。それはまだ聞いてないなあ」。神崎代表の農相辞任要求について記者団に聞かれた小泉首相は、首をかしげた。』

この記者会見の模様は、私もテレビで見た。
日経は、「寝耳に水、を装った」と好意的に書いているが、私の見たところ、小泉首相はまったく「寝耳に水」状態であった。
明らかにショックが、この異常にプライドが高い男の表情にアリアリと見られた。


公明党は3日午前、参院議員団会議を開き、武部農相の辞任を求める方針を再確認した。
野党が4日に「農相問責決議案」を提出する前に、農相が自発的に辞任するのが望ましいとの認識で一致し、「問責決議案」が提出された場合の対応は、参院役員会に一任した。
(日経新聞2002.4.3夕刊1面)


参院の野党四会派は4日夕に、BSE(狂牛病)問題を巡って武部勤農相に対する「問責決議案」を提出する方針。
公明党が同調すれば、可決は確実である。
自民党内においても、「職に対する責任感を国民に分かりやすい形にしないと、選挙に影響する」(野中広務元幹事長)、「月末に衆参両院の補選がある。公明党の意見も聞いて、首相は指導力を発揮してほしい」(後藤田正純衆院議員)といった意見もある。
与党の一角である公明党が野党が提出した「問責決議案」に同調して、小泉首相が反対する武部農相辞任が成立するという事態になったら、政局は一気に緊迫する。

にもかかわらず、この期に及んでも、小泉首相はあくまでも武部農相の続投に固執する。
いったい、この小泉首相という男は、なにをこうガンバッテいるのであろうか?


BSE問題最終報告が提出された4月2日はまた、川口順子外相が赤い勝負服を着て、北方四島支援事業の入札関与などを巡って鈴木宗男衆院議員と外務省の親密な関係が指摘された問題で、外相を含む37人の処分を発表した日でもあった。

当時の欧亜局長だった東郷和彦駐オランダ大使と、西村六善経済協力開発機構(OECD)代表部大使、同審議官だった森敏光駐カザフスタン大使の3人を厳重訓戒処分とし、東郷氏は大使も解任。森氏も更迭する。
鈴木氏との関係が指摘された佐藤優・前国際情報局主任分析官は給与20%、一カ月分の懲戒減給とした。
鈴木氏の私設秘書が関与した駐日コンゴ臨時大使への外交官IDカード未発給問題についても、当時の中近東アフリカ局長だった天江喜七郎駐シリア大使らを厳重訓戒とした。
外相と植竹繁雄、杉浦正健両副大臣は、給与の20%の一カ月分を自主返納。
厳重訓戒処分の野上前次官と竹内行夫次官は、給与の20%の一カ月分、歴代の官房長は10%の一カ月分を返納する。
外相は、柳井俊二、川島裕両元次官の処分は「外務省の人間でないのでできない」と指摘した。


本人自ら「11年間にわたって鈴木宗男氏と仲良しだった」とのたまう注目の野上前次官の処分は、「厳重訓戒」と「給与の20%の一カ月分自主返納」というものであった。
国民は、これで納得できるのであろうか?
それとも小泉首相にとっては、国民の納得など”クソ食らえ”てなもんであろうか?
私が確実に言えることは、「厳重訓戒」など野上前次官にとっては、「カエルの面にションベン」だろうし、「給与の20%の一カ月分自主返納」に至っては、プール金の使い込み金額に比べれば蚊がとまった程度の「痒み」であろうということだ。

いったい、この小泉首相という男は、なにをこうガンバッテいるのであろうか?


こうまで国民の正当な意向を無視する小泉首相という男に、私はいま、日本という国のかじ取りを預ける「危うさ」をたいへん感じている。
この男は、今後も国民の正当な意向を無視して、何をやり始めるかわからない「怖さ」を持っている。
私はいま、この男「小泉純一郎首相」に、次の言葉を送りたい。

「小泉首相、あなたは国民の”抵抗勢力”だ!」
(2002/04/03)

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