コレダケハイワセテ!
Today's 目覚まし Shot
【2003/9/21】
「毒まんじゅう総裁選」
ー猿芝居 主役はコズルイ 狐面ー
自民党の山崎拓幹事長(66)が、同氏の女性問題を報じた「週刊文春」の記事で名誉を棄損されたとして発行元の文芸春秋や編集長らを相手取り5千万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟で、東京地裁は8日、原告の名誉棄損を認めず請求を棄却した。
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9月8日の日経新聞夕刊15面は、次のように報道した。
『土肥章大裁判長は判決理由で、「記事が前提とする事実の重要部分は、真実か真実と信じるに足る相当の理由があった」と認定した。判決によると、同社(文芸春秋)は雑誌「週刊文春」の昨年4月4日号で、山崎氏が宗教団体と関係がある女性と交際していたことがあり、同氏について「政治家失格」などとした記事を掲載した。
同氏は、「記事は想像に基づいて執筆されたもので、名誉棄損に当たる」などと主張していた。』
同日の毎日新聞夕刊8面は、次のように報道した。
是非、上記日経の記事と比較していただきたい。日経の記事を読んで、「あ〜、またか」で読み流してしまう人も、毎日の記事内容は読み過ごせないのではなかろうか?
新聞報道とは、かように恣意的なものである。同じ事実を取り扱っても、記事の書き方一つで読者を如何ようにも誘導できるといって過言でない。毎日は、次のように報道した。
『問題となったのは昨年4月4日号の記事。防衛族である山崎幹事長が世界基督教統一神霊教会(統一教会)の関係者である女性と愛人関係になり、協会側に防衛機密が漏れる可能性があったとして、山崎幹事長を「政治家失格」などと報じた。
判決は、@92年1〜3月、幹事長が女性の住むマンションを5回訪問したA女性の住民票上の住所地が統一教会の施設だったーーことを事実と認定した。その上で「記事は”自民党の要職にある人物の行動としては極めて軽率”という趣旨であり、論評の域を逸脱していない」と結論づけた。
幹事長側は、「想像上の出来事を現実であるかのように報じたのは悪質」と主張していた。【小林直】』
私もこの報道には、驚いた。週刊誌の記事は玉石混交と言えども、かなり膨らました売らんかなのセンセイショナルな内容のものが大部分であり、頭の片隅ではどうしても記事内容を信じ切れない部分があることは、読者の皆さんもご同様であると思う。
しかし、一審といえども仮そめにも裁判長が、山崎氏の名誉棄損の損害賠償請求を事由なしとして棄却したとなると、これは信じるっきゃなかろう。まして山崎氏は、「エロ拓」とまで言われている人物である。
これは、衆院自民党幹事長の要職にある山崎氏にとって「致命的であろう」と思うのが、世間の常識というものではあるまいか?
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ところで私は、本文の構想を持った時点で、新聞各紙のネット記事の検索を試みた。
毎日新聞は、Mainichi INTERACTIVEでネット記事を流している。URLはこれである。
http://www.mainichi.co.jp/index.html
このトップページにある過去半年のニュースの検索欄に、「山崎拓」を入力してみた。これが検索結果である。
117件のニュースが該当しました。
検索結果 ニュースセレクション
【1】次期総選挙:山崎拓・自民党幹事長が続投へ 2003.09.15
【2】自民党総裁選:野中氏引退で政界衝撃 2003.09.10
【3】政界引退:野中元幹事長 2003.09.10
【4】山崎幹事長:週刊文春を控訴 2003.09.10
【5】自民総裁選:首相公約 2003.09.09
【6】政権公約:「成長率2%超は当然」小泉首相 2003.09.05
【7】政権攻防:総裁選「2・3位連合」で舌戦 2003.09.01
【8】衆院解散:11月中旬投票も 2003.09.01
【9】小泉首相:憲法改正案取りまとめに前向き 2003.08.26
【10】憲法改正:改憲国民投票法、05年までに成立へ 2003.08.26
【11】自衛隊イラク派遣:「越年の可能性も」 2003.08.18
【12】日朝協議:10カ月ぶりに再開へ 2003.08.12
【13】中国外相:拉致問題、日朝2国間で便宜 2003.08.12
【14】衆院解散:10月上中旬は必至 2003.08.08
【15】山崎拓氏:スキャンダル掲載の文藝春秋を提訴 2003.08.07
どっか、変じゃないだろうか?なんか、笑っちゃわないだろうか?
8月7日に、「山崎拓氏:スキャンダル掲載の文藝春秋を提訴」というタイトルが見られる。9月10日には、「山崎幹事長:週刊文春を控訴」とのタイトルも見られる。8月7日に提訴して、棄却され、9月10日に控訴した。アレッ?9月8日の請求棄却の記事は、どこへ行っちまったんだ?なんで当日夕刊に掲載されている記事のタイトルが抜け落ちてるんだ?
笑っちまうよな。子供騙しみたいなもんだな。またそれにコロッと騙されるんだよな、多数の日本人が。片側の意志でどうともなる提訴や控訴の話はどうでもいいから、いったいなんで肝心の裁判所の請求棄却の記事のタイトルが抜け落ちてしまったんだろう?また、笑っちまった。。。
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8日の東京地裁の判決は、ヤフーの掲示板にも多数の投稿をもたらした。その中のかなりが、アサヒ・コムの記事にリンクを貼っていた。
http://www.asahi.com/national/update/0908/013.html
その理由は、アサヒの記事の内容が他の各紙記事より、より詳しかったからにほかならない。毎日の記事に含まれていなかった部分のみ、次に取り上げてみる。
『(土肥裁判長は)「統一教会は霊感商法で高額な商品を売りつけていると指摘されている団体で、(週間文春側の)政治家失格との意見表明に違法性はない」と述べて山崎幹事長側の請求を棄却した。』
『(判決は)そのうえで、統一教会について米国下院の国際機構小委員会が78年にまとめた調査報告書に言及。この報告書によると、統一教会が米国の上院議員やスタッフに若い女性信者を近づけて教団のイメージアップを図っていたなどとされ、こうした点を踏まえ、「山崎幹事長の地位を考慮すると、意見ないし論評の域を逸脱していない」と結論づけた。
山崎幹事長側は、「女性の素性や統一教会の危険性は自分とは関係なく、公共の利害に関する事実ではない」と主張したが、判決は「政治家としての適格性にかかわる事柄だ」と退けた。』
さらに、各紙共通に掲載されていた被告側、週刊文春編集長の木俣正剛氏のコメントを記載しておこう。
『小誌の主張が十二分に認められ満足している。判決が下った以上、山崎氏の潔い出処進退を求めたい。司法の判断を待つとしていた小泉首相も、即刻処分を検討されるべきだ。』
さすがに多数のヤフー掲示板投稿者がリンクに選んだだけあって、このアサヒの記事は詳しい。決定的とさえ言える。この記事を読んだ人々のうち、山崎拓氏側に立って彼の行為が「政治家失格」ではないと言い切れる人間がどれほどいるであろうか?
もっとも、法の適正解釈のみならず社会常識の観点からも判断を下す一審・東京地裁の「裁判長」が、「政治家としての適格性にかかわる」と断定しているわけだから、ほとんどいるわけないのが当たり前と言えば当たり前の話だが。
この判決に対し山崎幹事長は、Mainichiの検索リストにもある如く、9日の記者会見で、「判決内容は承服しがたい」として、控訴したことを明らかにした。山崎氏は、「政治家の資格を論評することが認められるが、事実に基づいて論評すべきだ。私どもは事実を認めていない」と語った。
「私どもは事実を認めていない」って、「5回」訪問したんだろ!「女性が深夜にオマエの議員宿舎を訪れている事実も認められる」と判決文でも指摘されたんだろ。ヤルだけヤッといて、「事実を認めていない」だって?ホントに「潔く」ないね。「性豪」なら性豪らしく、「ヤッテ何が悪い」くらい言えってんだ。それとも何もしなかったって?ただションベン飲んだだけだってか。(爆爆爆)
「有田芳生さんと北朝鮮拉致問題」と題した私のコメントでかなり引用させていただいた有田芳生さんのHP「今夜もほろ酔い」の「酔醒漫録」9月8日(月)の中に、次の文章が記されていた。
『木俣編集長から「ありがとうございました」と言われた。一瞬何のことだろうと思ったが、すぐに気がついた。自民党の山崎拓幹事長が統一教会に関わりがある女性のマンションに通っていた記事をめぐる裁判で勝訴したからだ。完勝。東京地裁の判決が認定したように、統一教会はフレイザー委員会報告(78年)で明らかにされたように、アメリカで女性信者を政治家に接近させ、政界工作をしていた。日本でも国会議員秘書に多数が入り込んでいるだけではなく、かつては京都・嵐山の「嵯峨亭」で秘書養成講座まで行なっている。統一教会は霊感商法や珍味売り、最近では路上の手相見などで知られるが、政界への浸透や、北朝鮮との癒着などは新たに取材をする必要がある。』
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9月12日の朝日新聞夕刊2面のコラム「窓論説委員室から」に、坪井ゆずる氏の「せんせい」と題する大変面白いコメントが掲載された。
『せんせいは、これからどうするのだろう。年に150億円の税金を受け取る組織のナンバー2を続けられるのか。これまでは「裁判で係争中だ」という理由で口をつぐんできた。だが、ちょうど組織のトップを選ぶ戦いが始まった8日、週刊誌を相手にした訴訟の一審判決が出た。(省略)愛人の存在などを報じた記事が名誉棄損だとして5千万円の損害賠償を求めた訴えは、あっさり退けられた。(省略)
なにしろせんせいの周囲には、女性問題だけで失脚した人は少ない。相手の女性にヌード写真つき暴露本を出されても、密会をスクープされても、みんな健在だ。愛人問題で写真誌をにぎわせ、右翼団体幹部との交際疑惑も加わって官房長官の職を棒に振った人も、いまでは国会対策委員長として小泉首相の側近を任じている。
せんせいは、自民党の山崎拓幹事長。敗訴の件とは別の女性が「せんせい」という本で、あからさまな描写とともに山崎氏の愛人だったことを公表している。』
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既述のMainichi検索リストの「次期総選挙:山崎拓・自民党幹事長が続投へ」と題する記事に、『首相の決断により、従来から「10月10日解散」を首相に求めてきた総裁選後の党人事で山崎拓・自民党幹事長が続投する方向となった』とすでに15日の段階で書かれ、日経新聞でも17日の朝刊2面に、『首相は20日に再選が決まれば直ちに党三役を決め、21日にも内閣再改造を断行する。盟友の山崎幹事長が続投する方向となったほか・・・』と書かれているように、メディアの報道はほぼ山崎幹事長続投で歩調を合わせているようであった。
しかし、この「毒まんじゅう総裁選」の水面下の現実は、それほど単純なものではないはずだ。
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9月19日の読売新聞朝刊4面が、山崎幹事長続投をめぐる小泉首相、山拓サイドと、小泉再選に大きな役割を担った森喜朗前首相、青木幹雄参院幹事長サイドの綱引きが激化してきた模様を記事にしていた。
『小泉首相は、総裁選で再選を果たした後、ただちに党役員人事に着手する。このうち幹事長職については、11月の総選挙を目前に控えていることや、「他に党務を信頼して任せられる適当な人がいない」(首相周辺)との理由で、山崎氏を続投させる意向だ。
これに対し森氏や青木参院幹事長らは、内閣改造・党役員人事を機に「人心一新」を図るよう求め、具体的には竹中経済財政・金融相と山崎幹事長の交代を首相に迫ってきた。しかし首相が応じる素振りを見せないことから、両氏に「自発的に身を引くように促す」(森派幹部)作戦に切り替えている。
特に山崎氏に対しては、女性問題をめぐる裁判で敗訴したことを材料に、「総選挙で誰も応援要請が来ない幹事長でもいいのか」「自ら幹事長を退くなら、山崎さんの選挙は全面的に支援する」などと激しく揺さぶりを掛けている。
一方山崎氏の方も、女性問題を抱えて総選挙で苦戦は避けられないだけに、ここで幹事長職から離れるわけにいかないところ。「小泉首相からは、”細かいことは気にするな”と言われている」と周囲に漏らすなど、首相とのパイプを頼りに森氏らの攻勢に耐え忍んでいる状態だ。
今のところ山崎氏の続投を有力視する声が党内では強い。「首相は党内バランスが大きく崩れることを望まないだろう」との見方からだ。』
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20日の日経朝刊2面には、小泉首相が19日のラジオ番組や記者団とのやりとりで、自民党総裁選後の日程調整や党役員人事で苦慮している心境を吐露した記事が掲載されていた。
『「再選されても、人事は憂うつだね」。再選を支持する勢力内部の思惑の違いが明確になってきたことは首相にとっても誤算のようで、「みなさん、それぞれ考えが違う」と珍しくこぼしてみせた。
主流派内に山崎拓幹事長の交代を求める声が出ていることには、「山崎氏の協力は必要だ」とあくまで留任させる意向を示したが、首相にとっては再選後にこそ決断を迫られる局面が訪れる展開となりつつある。』
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20日03:02に発信されたアサヒ・コムの下記の記事は、小泉首相から名指しで批判をされ、これに対して何一つ腰の据わった反論をしなかった朝日新聞が、12日の坪井ゆずる氏による「せんせい」といい、山崎幹事長をめぐる一連の報道においてなにやら借りを返すが如き、久々重量感を感じる内容であった。
『自民党の青木参院幹事長と森前首相は19日夜、20日の総裁選後の党三役人事で山崎幹事長の交代を強く求め、小泉首相が受け入れない場合は協力関係を見直す考えを確認、首相にこうした考えを伝えた。だが首相が回答を避けたため、青木氏らは首相の最終決断を見て内閣改造やその後の政権運営への対応を判断することにした。首相があくまで山崎氏の留任にこだわり、青木、森両氏が態度を硬化させれば、総裁選後の人事や政治日程が混乱しそうだ。
首相は19日夜、官邸で記者団に対し、「山崎氏は今までも努力してくれたし、(今後も)協力は必要だ」「(幹事長に)適任だからやってきてもらった」と語った。このあと青木、森両氏は都内のホテルで会談し、対応を協議。関係者によると、挙党態勢をとる上で山崎氏の幹事長交代は「党の常識だ」との認識を確認。かりに留任となれば、直後の改造や「10月解散」に向けた国会運営などで協力が困難になるとの厳しい認識で一致した。しかし首相は、青木氏らの要求に対して最後まではっきりとした返事をしなかったという。』
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9月20日、自民党総裁選が行われ、小泉純一郎首相が議員票総数357票のうち194票、地方票総数300票のうち205票、総投票数657票のうち399票を獲得し、再選を果たした。
総議員票357票の過半数は179票で、小泉得票数は194票。差はわずか15票。総投票数の2分の1は329で、小泉得票数は399票。差は70票。
これが意味するところは、明白である。青木参院幹事長が参院橋本派から小泉純一郎にもたらした40票弱の議員票ーーこれがすべてを決したということである。この自民党の「毒まんじゅう総裁選」は、それがすべてであった、というわけだ。
21日読売朝刊2面。
『小泉首相は20日夕、臨時総務会で党役員人事の一任を取り付けた後、党本部で山崎、青木両氏と会談した。しかし青木氏は約10分足らずで中座し、記者団に「(何を話したか)忘れた」「お茶を飲んだ」と言葉少なに語った。
山崎氏留任問題をめぐっては、首相と森、青木両氏、中川秀直国会対策委員長は19日夕に都内のホテルで会談した。森、青木両氏は首相に対し、女性問題を抱える山崎氏では衆院選にマイナスだとして幹事長交代を強く迫った。
その際青木氏は、「参院橋本派から閣僚を出さない。橋本派から党三役を出さない」と発言。さらに「(山崎氏留任を)やれるならば、やって下さい」と突き放した。森氏も「おれにも覚悟がある」と述べたという。それでも、首相は、最後まで首を縦に振らなかったという。
党内には、「参院の実力者である青木氏がこのまま黙っているはずがない。重要法案の参院審議で非協力的な態度を取るなど、首相に揺さぶりを掛けてくるのではないか」といった観測も出ている。』
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9月21日午前11時35分。”テレビ芸者”田原総一朗の「サンデープロジェクト」番組中に、小泉首相が、党三役人事の先端を切って安倍晋三幹事長(現内閣官房副長官)を決定したとの報道が流れた。現幹事長の山崎氏は、自民党「副総裁」に横滑りとなった。
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笑っちまうデ!ワッハッハッハ
小泉純一郎の苦渋の決断か。若い(49才)安倍氏を幹事長にしたことで、メディアはまたまた大喜びのようだが、北朝鮮問題の方向性はどうなるのだろうか?強硬派安倍と裏交渉軟弱派田中均の二股をかけイイトコ取りをして来たのが小泉純一郎首相だったが、安倍官房副長官が党へ戻るとなると・・・?
それよりなにより、小泉政権最大の支持者森前首相に「おれにも覚悟がある」、青木参院幹事長に「やれるならば、やって下さい」とまで言わせる最後のどたん場まで山崎拓幹事長続投にこだわり、挙句の果てに自民党No.2の「副総裁」に横滑りさせるという小泉純一郎という人間の”本性”がなんぼのものであるか、よ〜くわかったというものだ。
この小泉純一郎は、東京地裁の裁判長の判決すなわち日本の司法の判断に対する尊重など、これっぱかりも頭の片隅にない政治家だということだ。こんな人間に、日本の教育を語る資格があるのか?こんな人間が、日本の総理大臣でいる資格があるのか?
マスメディアは山崎幹事長の問題を報道するにあたって、「女性問題を抱える」としか表現しない。そうじゃないだろう。山崎幹事長問題の最重要の部分は、一審判決が、「政治家としての適格性にかかわる事柄だ」と指摘している点ではないか。日本の司法が、「政治家としての適格性に欠ける」とした政治家を、小泉純一郎は、日本の最大政権与党たる自民党の「副総裁」に任じたのである。
私には、何の驚きもない。小泉純一郎の”本性”は、そういうものだ。検察・公安を握る小泉首相には、元来、司法などどうとでもなると考えている「司法軽視」の志向が感じられてならなかった。今回の山崎幹事長の「自民党副総裁」任命は、驚くべき行為である。現職の総理大臣が、司法の一審判決を完全に無視したのだから。
だから、オマエは、「独裁者」と非難される。アッタリマエだ〜!
小泉首相はまた、政調会長に橋本派衆議院議員・額賀福志郎氏を任命した。
この人物については、私のHPの「青木参院自民党幹事長」と題するコメントから一部を引用したい。
『小渕首相が脳梗塞に倒れた緊急時に、赤坂プリンスホテルの一室で行われた青木官房長官、森幹事長、野中幹事長代理、亀井政調会長、村上正邦参院議員会長(いずれも肩書は当時)による自民党5幹部の会合は、所謂「5人組の密室談合」として世の痛烈な非難を浴びた。
この席での青木官房長官による小渕総理から「首相代理に任命された」との疑惑の発言と、村上正邦参院議員会長の「森さんでいいじゃないか」の一言で、小渕内閣総辞職→森政権誕生の流れが決定づけられたという。
この翌年2001年3月1日、当時すでに議員辞職に追い込まれていた村上前議員は、KSDに絡む受託収賄容疑で逮捕された。元秘書・小山孝男参院議員の逮捕、額賀福志郎経済財政担当相の辞任に続く大激震であった。
将来の首相候補、経世会のプリンスの一人と謳われた額賀氏の早期辞任の背景には、早大閥で「弟分」と可愛がってきた同氏に決断を迫った青木氏の参院自民党に対する強い危機感があった。参院自民党のドンとして君臨してきた村上議員が抜けたあと、竹下氏の残した参院経世会の勢力維持に全精力を傾ける青木氏が、参院自民党の新たなドンに上り詰めたのは必然の結果であった。
「すべては参院選のため」それが青木氏の政治目標のようである。』
総裁選で明白になったことは、青木氏の支持なくして小泉純一郎の過半数獲得はあり得なかったということである。そして青木氏の要求した所謂「毒まんじゅう」人事は、KSD事件で汚れた子飼いの額賀福志郎氏の政調会長任命という「人間マネーロンダリング」によって、着々と実行されつつあるということだ。
その橋本派青木参院幹事長は、「道路族」のドンである。小泉純一郎と青木参院幹事長の連合は、国民無視の「究極の野合」である。
「毒まんじゅう」がゴロゴロした自民党「毒まんじゅう総裁選」。小泉純一郎首相も、「毒まんじゅう」を食ったということだ。
日本国民は、もう少し考えた方がいいのではなかろうか?小泉純一郎の”本性”について・・・。
(2003/09/21)
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