目覚し時計のTAKA



コレダケハイワセテ!
Today's 目覚まし Shot


2002/12/20】 

「MEDIAの作為」



紳助 「草野さん、小泉さん支持ですよね?」
草野 「他に人がいますか?」         

ー12月15日放送”サンプロ”の最後っぺ



終わり悪けりゃ、すべて悪し!
”テレビ芸者”というよりは”小泉太鼓持”田原総一朗氏がキャスターを務める、日曜午前の10CH人気報道番組「サンデー・プロジェクト」。
その12月15日に放送された番組終了直前のシーンが、冒頭の島田紳助・進行司会と草野厚・慶大教授によるヤラセ対話シーンであった。
常々、田原総一朗氏の小泉擁護姿勢と発言にはカチンときていたが、今回の最後っペには、堪忍袋の緒が切れた。
これこそ「MEDIAの作為」の例証だ。こういう小泉純一郎びいきのMEDIAによる様々な形の作為的報道が、小泉内閣の信じ難いような高支持率を演出してきた大きな要素であることは明白だ。
この日の番組内容において、韓国の大統領選挙に取材した特集は参考になるものではあったが、それにしても後味の悪い終わり方であった。
私は、この際、はっきり言わせてもらおう。
「”テレビ芸者”で”小泉太鼓持”の田原総一朗は、キライだ!」

「太鼓持」・・・@遊客の機嫌をとり、酒興を助けるのを仕事とする男。
A人に追従して、その機嫌取りをする者。
(広辞苑)


ヤフーの政治掲示板には、様々な人が出入りする。
ROM専門の人もいれば、かっ達に自分の意見を表明する方もいる。
暴言を吐く者もいれば、箴言を説く者もいる。愉快犯的なダブハンもいれば、陰湿でストーカー的ダブハンもいる。
衆議院議員もいれば、”いつでも親切”な方もいるし、”年末年始”という意味不明なHNを使用してアホなPROFILEを掲げる性別不明のオバケもいる。
ヤフーの政治掲示板は、基本的にはご意見開陳の”投稿板”であるが、あるときには”落書板”であったり、”広告板”であったりもする。
様々な人々がそこに出入りするが、共通に、確実に言えることは、私を含めて彼らすべてにとって、ヤフー掲示板の存在が何らかの価値を有している、ということであろうか。



そのヤフーの政治掲示板に、ある日、”noboruhi0530”というHNの方が、次のような投稿をされた。
”noboruhi0530”さん、ご了解なしに勝手にご投稿を使用させていただきました。もし不都合があれば、直ぐに削除致しますのでご連絡下さい。
どう考えてみても
投稿者: メッセージを送信
noboruhi0530 
2002/11/27 
メッセージ: 30699
やっぱり不思議です。
私も、小泉内閣の高支持率の怪には、疑問に思っていました。
マスコミは調査結果を発表するならば、回答した母集団の概要も一緒に公表すべきです。
例えば、「電話調査で回答のあったのは100人で60代以上70%、50代以上20%、その他が10%……」というように。
多分、少し統計学を齧った人が考えれば、選挙結果数字と内閣支持率の相関を見て、インチキだと分る筈ですが。
これを、誰も学者先生が検証しないのが不思議です。



”noboruhi0530”さんの投稿に、”castoyo”さんが、次のようなレスをされました。
”castoyo”さん、ご了解なしに勝手にご投稿を使用させていただきました。もし不都合があれば、直ぐに削除致しますのでご連絡下さい。
沢山抵抗回路
投稿者: メッセージを送信 castoyo  
2002/11/27 
メッセージ: 30706
自民党議員から、何故、小泉おろしが起きないのか?
何故、国会の外で玉虫色の決着を図ろうとするのか?
素朴な質問で失礼。



ヤフー政治掲示板の常連に、”Rubekko”さんがいる。
ルベッコさんが女性であること、過去に(今も?)外資系の会社に勤めておられたらしいこと、といった以外には何もわからない。
上記”castoyo”さんの投稿に、ルベッコさんが、次のようにレスされました。
ルベッコさんからは、ご投稿の引用(一部微修正あり)に関し、既に快くご了解をいただいております。有難うございました。
だって。
投稿者: メッセージを送信 Rubekko 
2002/11/27 
メッセージ: 30731
小泉さんに対抗できる人材、いないでしょう。
そして今、小泉さんに辞められても、解散されても困るからだよ。
元々が自民党主流派の大派閥の橋本派が、ある意味、抵抗勢力との見方によって守旧派となっている。
そして、自民党内での勢力を少し少し、減らしてきている。
これに呼応するように、小泉さんが属する森派が力を伸ばしてきている。
あとの江藤派とか亀井派とか堀内派なんてまだまだ小さい派閥でしょ。

だから橋本派も、抵抗勢力と戦う小泉さんとのイメージ作りに貢献してるのさ。
つまり次世代の実力者の知名度が上がるまで、小泉さんにやってもらうしかないんだ。
だから小泉降ろしなんて出来るわけがない。
これが現実だ。

結局、小泉政権との妥協の中でやっていくしかないのさ。
私の見方では、小泉政権は意外と長期になるような気がするよ。
何故って小泉さんの属する森派の勢力は伸びてるし、元々弱かった党内基盤が強くなれば、ますますやりやすくなるのではないか?

私は今のところ小泉政権が継続しても仕方ないと思ってる。
だって今の日本の経済状況は末期的で、誰がやっても今までのケインズ流の大型補正予算なんて出しようがない。
その上、構造改革していかなければ、今までのシステムは変えられない。
構造改革による成果を出さなければ、ケインズ流の景気対策の効果は長期的にとれない。
その為に、今の不良債権処理の加速化が必要なのだし、これからの時代に見合った規制緩和による、行政の裁量権の縮小が必要だ。
そうしてある意味での政、官の体制のスリム化が必要だと思う。

これは、誰が考えても分かっていることだ。
但し、その間に野党の民主党を中心とした勢力の分裂、再編が絡むと思う。
でも不透明で有ることは確かだ。



ルベッコさんとは以前にも、何回かレスのやり取りしたことがあった。
元来、民主党を支持されていた方であったが、鳩山民主党の軸足の定まらない対応に納得がいかず、そうかといって自民党は支持できずといった、かなりの数の国民が同様の思いを抱いていると推測される、そんなモヤモヤを政治に感じておられる印象があった。

それにしても、なんといっても自民党政権であることには違いない小泉政権と小泉首相その人に対して、ここまではっきりと支持を打ち出されたのは、とても意外であった。
というのも私は常々、ルベッコさんは、日本の政治の混迷をかなり深く真面目に考え憂慮されている方で、その投稿内容から、パフォーマンスONLYの小泉首相を支持していないお方だと、了解していた。
そのお方が、「私の見方では、小泉政権は意外と長期になるような気がするよ」などと語るとは、夢にも考えていなかった。
このトンデモ小泉政権が長期になっては、自殺者や中小企業倒産はますます増加し、株価は底を突き破って下落を続けるだろうし、日本も世界も大変なことになると予想しているので、これはちょっと一言言わせてもらわねばと思い、次のレスを投稿した。
Rubekkoさん
投稿者: メッセージを送信 comtaka1 
2002/11/28 
メッセージ: 30748
>>私は今のところ、小泉政権が継続しても仕方ないと思ってる。

Rubekkoさん、ちょっとブレてきていますね?
最近の小泉首相の竹中平蔵・経済財政金融担当相を使った不良債権処理と、猪瀬直樹氏を使った道路公団民営化のパフォーマンスにやや引き摺られてませんか?
小泉首相が居座れば、株はまだまだ下がりますよ。
不良債権処理と道路公団民営化があたかも構造改革のように思われていますがーー確かに多少は構造改革には違いないでしょうがーー、あなたが言われる「これからの時代に見合った規制緩和による、行政の裁量権の縮小が必要だ」という言葉とは、合致しないことだけは明白ですね。
竹中経財金融相が狙っている銀行国有化は、行政が金融に直接関与する姿だし、民営化した道路公団が、お上の意向に逆らって経営をする組織になり得るはずもありません。
単に、官業のすそ野がますます拡大し、官僚主導の社会主義化がますます強化されるだけのことです。

そもそも小泉首相の手法は、官僚を味方につけて国民を支配しようとする国家主義にありますから、小泉首相が居座る限り、あなたの言われる「これからの時代に見合った規制緩和による、行政の裁量権の縮小」の方向とは正反対の方向に向かうことは明らかです。
現実にこれまで小泉首相がやったことは、官僚に責任をとらせないこと、有事法制メディア規制法を国会に提出したこと、住基ネット運用開始を強行したことなど、行政の国民への関与を強化するものばかりです。

紛らわしいのは今回の道路公団民営化や郵政民営化のような話ですが、前述したとおり、JRやNTTやJTを思い浮かべてもらえばわかりやすいと思いますが、組織だけ名前を変え形を変えても、そこにいる人間はどっぷりお上のうまみを満喫し、かつお上の強さ怖さを知り抜いている連中ですから、中味まで民営化されることはとても期待できません。
単にお上の睨みの効くすそ野が拡大しただけで、それだけ行政の裁量範囲が拡がり、利権の範囲が拡がったということでしょう。
民営化と言う言葉に幻想を抱かされてはいけません。実態は、社会主義の拡大であって、決して市場原理に基づく資本主義へ近づくものではないのです。

小泉に代わる人材がいない」という言葉自体、MEDIAによって故意に拡大されている気がします。
この雲霞の如く人間がうごめく日本で、小泉首相如きに優る人材がいそうか、いなさそうか、MEDIAの情報誘導から離れて静かに考えていただければ、直ぐにご納得いくものと思います。
MEDIAの日々の情報誘導の恐ろしさは、Rubekkoさんほどの人でも知らず知らず無意識のうちに侵食されているということでもよくわかります。
一刻も早く小泉首相を引き摺り降ろさないと、日本のみならず世界も大変なことになる大きなリスクがあります。

ー目覚し時計のTAKAよりー



私が、”目覚し時計のTAKA"の呼称を初めて使ったのが、この投稿であった。この呼称がたいへん気に入った私は、早速ホームページのトップの表題を”目覚まし時計のTAKA”に変えた。
これまで小泉首相を支持していたとは思えないルベッコさんが、「小泉首相対抵抗勢力」という図式を強調するMEDIAの「不良債権処理」や「道路公団民営化」報道に一時的に惑わされただけで、私のレスにより、直ぐ目を覚ましていただけるであろうという思いが、この”目覚し時計のTAKAより”にこめられていた。
予想に反し、ルベッコさんから反論のレスが来た。
でも。
投稿者: メッセージを送信 Rubekko 
2002/12/ 1 
メッセージ: 30948
私が書いたのは基本的な政治動向です。
いくら小泉政権がどうのこうのいっても、基本的に今、小泉さんに代わる総理大臣、そして政権が登場出来るのですか?
今の動向から見えないでしょう。
そして小泉さんが自民党政権である事を鑑みれば、そう今までの癒着を簡単には断ち切れないでしょう。
つまり改革といっても少し、少しでしか進めない。
それが現実なのではないかと思うのです。

それと私が書いていることは、誰が見ても分かることでしょう。
つまり官僚だって、族議員だってみんな同じですよ。
ただ基本的に官僚は官僚の今までの既得権、そして族議員には族議員の今までの既得権があるんですよ。
それをいっぺんに取り上げる方法なんて、現実的には実行不可能でしょう。
そして小泉さん自体も元々が自民党だしね。
まして実務にたけた官僚の能力がなければ、実際的な政策だって出来ないのだと思うのですよ。

基本的に日本のここ10年の中で、どれだけの総理大臣が代わったか?
でもそれでも日本の政治は動き、日本は動いてきている。
それは日本の政治は結局、官僚の実務能力の上で成立していたからだ。
それって変ってほしいと思う。
でもどうやったら変るのだろう。
もし小泉さん以外の人が総理大臣になれば、もっと変ってずっと良くなるのですか?
私にはそれがはっきりわかりません。

別に私は小泉さんを支持しているのではない。
元々が私は反自民なんです。
でもいくら小泉さんだけを悪者にしてもどうにもならない。
しかし、抵抗勢力を悪者にしてもどうにもならない。
官僚を悪者にしてもどうにもならない。
野党を悪者にしてもどうにもならない。
アメリカを悪者にしてもどうにもならない。
どうにもならないもどかしさがあるのです。
こういう私の見方が、変なんでしょうか?



私は、腰を据えて、返信した。
Rubekkoさん
投稿者: メッセージを送信
comtaka1 
2002/12/ 2 
メッセージ: 30985
>>基本的に今、小泉さんに代わる総理大臣、そして政権が登場出来るのですか?

<私の疑問>
@「ほんとうに小泉首相に代わる人材が、この日本の政界にいないとお考えですか?」
A「もしほんとうにそうお考えなら、小泉首相のどこが他の人よりいいんでしょうか?」
B「小泉首相のやったこと、やっていることで、私にはどうしても許せないことが、たくさんあります。あなたには、ないんでしょうか?」

私の考え
あなたが、「基本的に今、小泉さんに代わる総理大臣、そして政権が登場出来るのですか?」と問う文章は、二つの仮定に分けられます。
(1)あなたは、小泉首相が代わった方がいいと思っている。
(2)あなたは、小泉首相はまあまあよくやっているから、無理に代えるほどでもないと思っている。

(1)の仮定では、あなたの文章はさらに二つのセンテンスに分解できます。
@小泉首相には、ほんとは代わってほしい。
Aしかし、それよりましな人材がいないから、やむなく支持する。

あなたの頭の中では、この二つのセンテンスがつながって、一つになってしまっています。
私の考えはこうです。@とAは別々の事柄である。まず@があって、Aはその後の問題です。
すなわち、総理の辞任なくして交代はあり得ないのです。
しかも@とAは、まったく概念が別個のものです。

「小泉首相に総理に代わってほしい」と願う内容と、「政界に人材がいない」と嘆くこととは関わりがないことであることを、是非、おわかりいただきたいと思います。
このような場合に、Aを@の理由とすることは、率直に言えば、こじつけです。
@小泉首相に代わってほしいと思ったら、まず、辞任してもらったらどうですか?そして次のA人材がいるかいないかは、その後の問題ではありませんか?


では、本当に政界に人材がいないんでしょうか?
私は、人材がいないんではなくて、頭を押さえられて出てこれないようにされていたり、目立ちたがりやでないので余り世間の目に触れないとか、若過ぎて総理には無理だと決めつけられているとかの人材が、けっこうMEDIAのスポットを浴びる表舞台から離れたところにいるのではないかと推測しています。
この時点で、本当に小泉首相に優る人材がいなければ、日本は終わっていると考えるべきだと思います。
確かに、一度では、優れた総理を選べないかもしれない。しかし、もし問題があれば、また代えたらいいではないですか?
真の民主主義とは、そうやって国民が試行錯誤を繰り返し、社会・政治のレベルを皆で引き上げていくシステムだと、私は考えています。

国民が自ら意思を表明し、何らかの行動をとるところに、その価値があるのです。
一方、「小泉を代えたいけど、人材がいそうもないからしょうがないから続けさせよう」という考え方は、まさに日本病の「先送り」そのものではありませんか?
自らの「代わってほしいけど」という望みを抹殺し、渋々やってもらうところのどこに、前向きな積極さが感じられるでしょうか?

米国のものの考え方は、はっきりしています。ここでルベッコさんのように、「しょうがないから続けてやってもらう」と考える人は、ネガティブ・スィンキングな人と見なされます。
一方、私のように「代わってほしいならまず辞任してもらって、そこで次の人材について考えればいい」とする考え方は、ポジティブ・スィンキングと見なされ評価されます。
こういう細かい一つひとつの選択の積み重ねにおいて、トータルでずいぶん個人や社会、政治の質に差が生じてくると、私は考えています。
もっともこのことと、米国が自国の軍事パワーを政治、経済面で利用している事実とは、別個の問題であります。


次に、(2)あなたは、「小泉首相はまあまあよくやっているから、無理に代えるほどでもない」と思っているケースはどうでしょうか。この場合、
疑問A「もしほんとうにそうお考えなら、小泉首相のどこが他の人よりいいんでしょうか?」
疑問B「小泉のやったこと、やっていることで、私にはどうしても許せないことが、たくさんあります。あなたには、ないんでしょうか?」
という二つの疑問に直面します。
私は最近、具体的には「小泉訪朝」「小泉内閣改造」ですが、これで一つの大きな解明にたどり着きました。
それは、小泉首相のすべては、「二股」の行動にあるということです。
小泉首相という男は、平気で相矛盾する二方向を行ったり来たりできる男です。
普通の、一般の政治家は、少なくとも何らかのプライドのもとに、そのような節操のないことには躊躇します。しかし小泉首相は違います。
平然と相矛盾する反対方向の政策をとるのです。

先般の内閣改造では、柳沢伯夫金融担当相を更迭し、竹中経済財政担当相に兼任させました。
それまで1年半、柳沢前金融担当相も小泉首相も塩川財務相も皆、小泉内閣の一員として小泉首相の方針に基づいて経済運営に携わってきたにもかかわらず、です。
ある日突然柳沢金融担当相を更迭し、竹中経済財政担当相に兼任させ、塩川財務相は留任させて、それ以前の方針とまったく異なる政策を掲げ始めました。
そのくせ、「経済政策の変更は微塵もない」と、国会で顔を赤くして居丈高にエバッテいます。
経済音痴の小泉首相でも、さすがに今日の経済情勢において、「竹中財政金融担当相の言うなりにやって大丈夫かな?」という懸念くらいは当然持っています。
しかし小泉首相は、デフレの継続と株価の下落とブッシュ米大統領への公約を頭に、世論の風を読み、柳沢更迭を決断したのです。

そして、その代わりに竹中経済財政担当相を据えたところが、小泉首相の「二股」です。
竹中経財金融担当相が失敗すれば、彼に全責任を押しつけて自分は生き残ろうという狙いが、竹中経済財政担当相による金融担当相兼任の真の狙いなのです。
要は、経済のことはわからない。だけどどうにか動かなくてはならない。
小泉首相にとって、経済がどうなるかはまったく人任せであって、それが成功すれば自分の手柄、失敗すれば担当大臣の責任。これが小泉首相の「二股」です。

先の訪朝でもそうでした。小泉首相は、訪朝の寸前に、安倍官房副長官を訪朝メンバーに加えました。なぜか?
小泉首相は、ブッシュ米大統領から、北朝鮮の核開発継続を聞かされていました。ですから、たとえ拉致問題について金正日の北朝鮮と話がまとまったとしても、核問題でとん挫する可能性が非常に強かったのです。
それでも小泉首相は、田中均外務省アジア大洋州局長が根回しした支持率回復のための大芝居に乗り気でした。
そして直前に訪朝メンバーに安倍官房副長官を入れることにより、訪朝の結果が相矛盾した反対方向に向かっても、いずれの場合も世論を引きつけられるよう、「二股」をかけておいたのです。
当初は北朝鮮よりの田中均路線で進みました。しかし「死亡年月日入りリスト」問題から、小泉首相は交渉の流れを読み取り、安倍官房副長官を拉致問題の窓口に据えました。安倍氏は、田中均局長の対北柔軟路線とは正反対の、対北強行路線の支持者です。

この小泉首相の「二股」がズバリとあたって、今や誰も小泉首相が当初、何しに訪朝したかなどと考える人間はいません。強行路線の安倍官房副長官は、5人の拉致被害者を永住帰国させ、その北朝鮮に残された家族に何かあったら只では済まさんぞ!と脅かしています。
いったい小泉首相は当初、何しに訪朝し、「日朝平壌宣言」とは何だったんでしょうか?

国債新規発行「30兆円枠」の話もそうです。
小泉首相とは、昨日まで「30兆円枠」は守ると言いながら、次の日には、「誰も30兆に拘るとは言ってない。大胆かつ柔軟に対応すると言ってるではないか」と、白々しくものを言う人間です。
これも、「30兆円枠」を超えるか超えないかの「二股」です。
今年初頭には、30兆円も国債発行していれば、公共投資が少ないなどとは言えない、とも発言したことがありました。財政改革の一環で、「30兆円枠」が出てきたにもかかわらずです。
ならば、「30兆円枠」とは、財政改革にとって十分なのか不十分なのかどっちなんだと言いたいところです。
小泉首相にとっては、どっちでもいいんです。自分の支持率さえ高ければ、どうでもいいんです。

特殊法人改革も似たようなものです。猪瀬直樹氏を道路公団民営化委員会メンバーに押し込んで支持率を回復した段階で、小泉首相の仕事は終わりです。
あとは中味がどう転ぼうが、責任は委員会と抵抗勢力に押しつければいいだけです。
小泉首相が本気で道路公団改革に取り組もうとしていると考えたら、大間違いです。小泉首相が取り組んでいるのは、自分の支持率のアップだけです。

現在委員会内部で、鉄道ヤだ鉄ヤだと泥仕合が展開されて最終案の行方が不明となっていますが、こんなことは小泉首相が橋本派と妥協し、今井敬・新日鉄会長を委員長に据えた段階で予想された筋書きの通りにしか過ぎないのです。
小泉首相は、猪瀬氏をメンバーに入れると同時に、今井氏を委員長に据えているのです。その時点で「二股」完成です。
小泉首相の行動のすべては「二股」で解明できます。

小泉首相は、MEDIAを操り、自分に不都合な記事を出さないように仕向けています。
小泉首相は、検察公安トップの「調活費疑惑」を利用し、官邸の「機密費疑惑」のみならず、いろいろな場面で検察公安のトップを動かしているように見受けられるフシが感じられます。
メディア規制法有事法制教育基本法改正案など、国家をより強化する法案を続々提出もしくは今後提出しようとしています。
サラリーマン、庶民には増税し、法人、金持ちには減税する方向も顕著です。
国債の格付けはボツワナ並となり、株価下落により130兆円の金融資産が目減りしました。中小企業の倒産件数は増大し、自殺者も増加しています。


>>でもいくら小泉さんだけを悪者にしてもどうにもならない。

私は、なぜいつも小泉首相だけが「悪者」にならないのか、大変不思議に思っていました。でも今は私は、その理由がわかっています。
小泉首相は、あらかじめ自分が悪者にならないように、「二股」という手を打っているのです。稀代の詐欺師的政治家というべきでしょう。
小泉首相が辞任すれば、世の中少しはまともな方向を向いて動き始めるのではないでしょうか?
民主主義とは、個人が自立して自らの意見を持ち、社会を見守る姿勢がなければ、とても保てない仕組みだと考えています。



ルベッコさんから、レスが返ってきた。
comtaka1さん。
投稿者: メッセージを送信 Rubekko
 
2002/12/ 2 
メッセージ: 31032
どうも有難う。なるほど小泉さんが悪者にならない訳がわかりますね。
二股かけのせいですね。
確かに巧みだ。
つまり政治家としては優秀だということだ。
しかし国民の為を考える政治家ではないということですね。
納得できました。

私自民党嫌いだし、かといって野党も何だか混乱してるし、先の見えない中で少し悲観的になっているかもしれませんね。
どうしてこう世の中の変化は、急激に変るデジタル化やグローバル化のように直ぐ変る流行と、いつまでたっても変らない政治や官僚や古い体質の企業群の世界とに、二分されるのだろう。



どうやらわかっていただけたようだ、でも・・・。
ルベッコさんの「つまり政治家としては優秀だということだ」の部分が、少し引っかかった。最後に、「どうしてこう世の中の変化は・・・二分されるのだろう」という疑問も述べられていたので、もう一度レスすることにした。
Rubekkoさん
投稿者: メッセージを送信
comtaka1 
2002/12/ 2 
メッセージ: 31049
私のようなものの見方もあるんだよ、という程度にお考え下さい。
それでも、小泉の「二股」がわかっていただけたようなので、嬉しく思っています。
「小泉訪朝」の例をとれば、普通の人間は、田中均局長の対北擦り寄り柔軟路線か、安倍官房副長官の強行路線か、あるいはその中間かのどれかなのです。
一人の人間が、田中均の擦り寄り路線と、安倍の強行路線の両方の考え方を持つことは、分裂症の人間でない限り、精神的に不可能なのです。

そりゃあそうでしょう?北朝鮮への擦り寄り頭ペコペコ路線と、絶対譲歩なしの強行路線が、同時に一人の人間の中に存在することはできません。
ところが、小泉首相は平気でこれができるのです。
小泉首相は当初は、田中均路線で突っ走るつもりでした。だからこそ「死亡年月日入りリスト」が出ようが何しようが、「金正日総書記は、誠意を持って対応してくれているようだ」と発言していたわけです。

ところが、世論が「死亡年月日入りリスト」問題で硬化し、田中均路線で進むことが無理と判断した段階で、拉致問題の指揮を田中均局長から安倍官房副長官へコロリと丸投げ転換しました。
なぜ小泉首相が、田中均路線と安倍路線のどちらでもいいかという理由を考えてみると、答えは一つしかありません。
その答えは、小泉首相にとっては、どちらの路線であるかは、興味関心の対象ではないということです。
小泉首相にとっては、国交正常化しようがしまいがどうでもいいということなのです。拉致問題も、解決しようがしまいがどうでもいいんです。

小泉首相にとっての最大の関心事は、自分の訪朝が支持率にどう跳ね返ってくるかだけなのです。
支持率さえ上がれば、対北擦り寄り路線であろうが、強行路線であろうが、どちらでもいいのです。
まさに稀代のポピュリストと言わざるを得ません。そのどちらでもいいという点に、小泉首相の薄気味悪い危険性を、私は感じざるを得ないのです。

ブッシュ米大統領に警告され、北朝鮮が核開発を継続し、核兵器すら保有し、ノドンが百基日本を射程に戦略配置されているにもかかわらず、それらをすべて無視し、国民、国会、内閣に北朝鮮の「核開発継続」情報を隠して、あのような無神経不平等な「日朝平壌宣言」に署名をした男だということが、日本の国にとって小泉首相が如何に危険な人物かということを、如実に示しました。
小泉首相という男は、政治家としてみても、「異常」とも言える稀代のポピュリストであると、私は見ております。


>>どうしてこう世の中の変化は、急激に変るデジタル化やグローバル化のように直ぐ変る流行と、いつまでたっても変らない政治や官僚や古い体質の企業群の世界とに、二分されるのだろう。

その理由は、既得権益層は状況を変えまいとしそれに成功しており、それ以外のところで生き残りを賭けた熾烈な競争により、急激な変動が起きているのだと考えます。

話し代わって、ルベッコさん、「小泉にやらせるよりしょうがないのではないか?」という今回のルベッコさんの思いは、多くの人々が共有する考えではないかと感じています。
そこで今回の一連のやりとりを、私のHPのコメントに取り上げたいと思い、そのためルベッコさんの投稿を丸ごと引用させていただきたいと思っているのですが、よろしいでしょうか?



良いですよ。
投稿者: メッセージを送信 Rubekko 
2002/12/ 4 
メッセージ: 31114
いろいろ有難う御座います。


小泉にやらせるよりしょうがないのではないか?」「他に人がいますか?
このような考え方自体が、「MEDIAの作為」によって故意に流されてきたのではないか?私は、そう感じている。
当ホームページで再三取り上げてきた日経新聞の田勢康弘編集委員は、かって”風見鶏”の中でこのようにコメントしたことがあった。
『「結局小泉内閣でも何もできない」と決めつけるのはたやすい。しかしながら、この内閣に落第の烙印を押したら、あとに誰がいるのか。「改革」にはある程度時間がかかる。人材飢饉の日本、もう少し、小泉氏に任せてみるしかない。


当時、ヤフーの「政治」掲示板に投稿された田勢記者とほぼ同種の考え方であるご意見に対し、私は次の反論を投稿した。

ある種の日本人 2002年1月31日
メッセージ: 11267
このトピでもう何度も言ってきました。
ある種の日本人は、こういう考え方をするのが大好きだ。

>今国民が期待を持って迎えられる小泉総理に変わる人、誰が居ますか?
居なけりゃ期待するしかないよな。

「ほんとは代えたいんだけど、 代わりの人間がいないから、そのままやらせておくよりしょうがない。」
こういうものの考え方は、後ろ向きで不健全です。自分に信念がないことを露呈し、結果的に小泉総理がうまくやればやはり自分が選んだとおりだと、うまくやれなかった場合はもともと自分は期待していなかったから予想通りだと、いずれの場合も他人の褌で自己満足を演出し、自らを甘やかすネガティブで無責任なものの考え方なのです。
そういうものの考え方をする国民は、為政者から軽んじられ、ナメラレ、「痛み」を与えられて、結局苦しく面白くない人生を送らねばならなくなります。

代わる人がいないんですか?これだけ人間がいて・・・?
まず責任をとって辞めてもらいましょう。そうすれば、続々人材が手を挙げるかもしれませんよ。
もし人材がなさそうでも、誰かにやらせてみませんか?予想だにしない潜在力を表に発揮する人物が出てくるかもしれませんよ。
だめならまた次の人にやってもらいましょう。そうこうするうちに、若い人たちの中から人材が育ってくるかもしれませんよ。
それが民主主義ではありませんか?

もうこの人はダメダという人を、他にいないからと決めつけて居座らせるやり方は、不健全で無責任なやり方ですからもうやめましょう!誰か人材がいるさ、という前向きな姿勢で進もうではありませんか!


MEDIAには、「作為」だけではなく、「不作為」もある。
いまや小泉内閣の唯一の支えとも言える「高内閣支持率」は、どのようなタイプの人々によって構成されているのであろうか?
今回、図らずもルベッコさんとレスを取り交わす発端となった”noboruhi0530”さんの投稿は、次のような内容であった。

どう考えてみても
やっぱり不思議です。
私も、小泉内閣の高支持率の怪には、疑問に思っていました。
マスコミは調査結果を発表するならば、回答した母集団の概要も一緒に公表すべきです。
(省略)
これを、誰も学者先生が検証しないのが不思議です。

MEDIAは、決してどのようなタイプの国民が小泉内閣を支持しているかの調査・分析をしようとはしない。
この「内閣支持率」が、小泉政権を支える唯一の生命線であるにもかかわらず、である。
12月15日放送の10CH人気報道番組”サンデープロジェクト”で、図らずも「MEDIAの作為」の一端が露出した。
小泉内閣の高支持率は、MEDIAによる様々な「作為」と「不作為」によって維持されている。
これが、私の結論である。
(2002/12/20)

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