the NIKKEI-watcher

<Taka remarks>

鳩山由紀夫氏
  



「どの面(ツラ)下げて再出馬」

エーカゲンニシーヤ、オボッチャン




8月6日、民主党の鳩山由紀夫代表、菅直人幹事長、横路孝弘衆院議員の三人が、そろって9月の代表選出馬の意向を表明した。
翌7日の日経新聞朝刊2面が、北海道苫小牧市内で開かれた後援会の会合における鳩山氏の出馬表明を、次のように伝えた。

『政権交代を実現するためいま一度、出馬させていただきたい。』

オイオイ、のっけから笑わせてくれるじゃないか。人は良さそうな印象の鳩山代表の最大の難点は、民主党代表を勤めたこの3年間で、同氏には”自民党から政権を奪取する意欲がゼロ”であることが明白となったことだと言うのに。
出馬の理由については、こう語ったそうだ。

『王道を歩まなければ、政治家としての鳩山由紀夫の価値はない。
勝ち負けは結果であり、王道を歩ませていただきながら、国民の理解をいただけるよう努力することが、鳩山らしい生き方だと考える。』

オイオイ、あんたが王道を歩もうが、私道を歩もうが、国民にとっちゃあ何の関係もないんだぜ。といっても・・・、わかってないからそういうことを言うんだろうなあ。
「政治家としての鳩山由紀夫の価値は」−−あなたが野党第一党たる民主党代表であったこの3年間で、もうウンザリするほど国民はわかってるんだよ、あなたの価値は。知らないのは、あんただけじゃないの。そういうのを、「鳩山的反応」っていう新語まで出来ているんだよ。キイタコトナイ?
「勝ち負けは結果であり」−−オイオイ、そう達観されちゃあ困るんだよ。そういやあ、禅寺へこもって思い巡らせたんだって?オイオイ、政治の世界に坊主の達観を持ち込まれた日にゃあ、当事者の国民はたまったもんじゃないな。初めから、「達観ボッチャマ」の負けって決まったようなもんだ。なんせ相手は「稀代の詭弁家」小泉純一郎だからね。
「王道を歩ませていただきながら」−−だからそんなこと国民の知ったことか。「国民の理解をいただけるよう努力することが」−−だから誰からも理解いただけないんだって。「鳩山らしい生き方だと考える」−−実に、”鳩山的反応”の生き方だね。関心しちまうわ・・・。


これだけで終わらないところが、鳩山氏の”鳩山的反応”の由縁である。
『世代交代を求める声が鳩山続投を求める声よりも圧倒的に多く、世代交代が実現したら、国会議員のバッジをその瞬間に外すべきだと思っている。』

これはナンジャ?すっかり「国民」がどっかへ置き忘れられている。民主党内の世代交代で、国会議員のバッジをその瞬間にハズスーーだと?コイツは、国民から選挙で選ばれ立法を付託された「国会議員」たる立場を、何と心得ているんだ?
たかが民主党内の世代交代で、「その瞬間にバッジを外す」と。アホか、オボッチャン!
先の終盤国会で、与党が「健保法改正案」を単独強行採決するは、住基ネットの8月5日開始強行に踏み切る姿勢を見せるはってときにだな、議員バッジってものは外すもんなんだ。民主党内の世代交代で議員バッジを外すなんぞ言ったら、世間の物笑いもいいとこだが、誰も鳩山代表の言ったことなど気にも留めないかもしれんな、現実は。


まだ続くデ。”鳩山的反応”が。
『党内で最高のポストと責任を与えられた人間が世代交代の波に流された時に、それでもどこかにへばりついて民主党内で仕事をやらせてくれというのは安易過ぎる話だ。』

ひょっとして、鳩山代表、脅かしてるんかな?・・・誰をって?決まってるでしょ、民主党をですよ。民主党。
日経新聞はこれを、9月の代表選で若手候補に敗れた場合には議員を辞職する意向を示唆した、「捨て身の覚悟」と解釈しているようだ。議員を辞職する・・・。辞職した議員が、党に対して莫大な資金を提供し続けようか?
するわけないでしょう!いままで貸しとなっていた資金も、早く返せと言うかもしれない。民主党さん、それでやっていけますか?
これは、民主党特に民主党の若手に対する、「鳩山的」小さな脅しの反応ではないだろうかね?まさに彼らしいというか・・・。
しかし一方で、チラリと彼なりの「小さな」自信も示している。

『私の決意よりも、若い連中の思いの方がこの国を引っ張っていけるという思いがある時には、鳩山も菅も横路も一掃してしまえばいい。私はまだその時ではないと思っている。』

これまでの3年間で良くわかった「吹けば飛ぶよな」あんたの決意なんてどうでもいいんだけど、「鳩山も菅も横路も一掃してしまえば」って、ホントに困った人だよね、この人の勘違いは。違うんだって。あんたと、横路氏はさておいて、菅幹事長とは、これまで言ってきたこと、やってきたことが、違うでしょ?違うんだって!
若手連中も、たとえ代表選に立候補したとして、今回、当選できるなんて考えてもいないだろう。次回以降の実績作りが主目的だろう。表向きはともかく。
「私はまだその時ではないと思っている」−−鳩山代表、あなたはもうその時なんですよ。もう手遅れなんです。国民はもう、小泉首相に舐められ遣り込められるあなたには、ウンザリしているんです。
「鳩山も菅も横路も一掃してしまえばいい」って、味噌もクソも一緒くたにしてしまうその考え方も、まさに「鳩山的反応」だね。クソって誰だかわかりますか?


7日、民主党の鳩山由紀夫代表は国会内で記者会見し、9月の代表選への立候補を正式表明した。

『党議に従わなければ、党としての規律が保てない。党を去ってもらわなければならない。
党内の融和を最も重要視した結果、党としての色彩を十分に打ち出せなかった。
私は”排除の論理”とまで揶揄されながら、武村(正義)さんたちのさきがけと決別した男だ。やるときはやる。』

鳩山代表のこの発言は、安全保障政策などで党の決定に従わなければ旧社会党系議員らを切り離す意向を示し、保守系や若手議員を取り込む姿勢を鮮明にしたもので、”捨て身の決意”を示すもの、と8日の日経新聞朝刊2面は解釈している。

『利益団体になっているような一部の労組との関係は見直していかないといけない。』

若手に根強い「労働組合不要論」にも理解を示し、若手に支持されている岡田克也政調会長がまとめた「党新生プラン」の内容をふんだんに取り入れ、「政権戦略本部」の設置や党所属議員の政治資金を透明化する「党議員会計基準」の作成なども盛った党改革案を発表した。


気になる。どこまでも内向きな鳩山代表の発言内容が。
自民党はどこへ行った?小泉首相はどこへ行った?相変わらず民主党代表であった3年間の「反省」など欠けらも有りはしない。もともと鳩山民主党は、小泉首相の「抵抗勢力」ではなく「協力勢力」であった。
私がその隠された民主党の真実に気がつく取っ掛かりとなったのは、6月14日衆院厚生労働委員会における与党の「健康保険法改正案」強行採決に絡む民主党国対方針に関する記事であった。



<潮目(しおめ)>


6月14日は、特別の日であった。サッカーWカップ初の決勝トーナメント出場をかけた午後3時半の対チュニジア戦キックオフを、日本国中が期待と不安に胸をざわめかせて待ちかねていた。
その日の午前中、衆院厚生労働委員会はサラリーマンの医療費自己負担の引き上げなどを柱とする健康保険法改正案を、野党欠席のまま与党単独で強行採決し可決した。
同日の日経新聞夕刊1面が、『民主党の熊谷弘国会対策委員長は記者団に、「仮に(鈴木宗男衆院議員の)逮捕許諾請求が出された場合は、何より優先して扱うべきだ」と語り、国会正常化のきっかけになるとの考えを示唆した』との記事が流れていた。


翌15日の日経朝刊2面が、当時の小泉政権の混迷振りをよく伝えていた。
『混乱の続く国会は、シナリオなき延長戦に突入する。19日までの会期は40日間程度延長する方向となったが、政府・与党はいきなり鈴木宗男衆院議員の逮捕許諾請求問題に直面。健康保険法改正案の与党単独採決を巡って、自民党内で執行部批判が相次ぐなど、至上命題である健保法改正案と郵政関連法案の今国会成立も平坦な道ではない。』

『14日昼の自民党総務会。直前の衆院厚生労働委員会での健保法改正案の単独採決を巡って、橋本派所属議員を中心に執行部の国会運営への批判が相次いだ。中島真人参院議員は「荷崩れのまま参院に送られても、まとめる自信はない。整理して再スタートしてほしい」と注文をつけた。』

『同じころ、民主党の鳩山代表はJR新橋駅前で街頭演説に立ち、激しい小泉批判を繰り広げた。「小泉首相はたった一つだけ、公約を果たした。それは国民に痛みを与えることだ」。この後、野党四党は国会内で緊急抗議集会を開き、結束して廃案に追い込む方針を確認した。
防衛庁リスト問題を巡って政府・与党と対決する野党は単独採決に猛反発し、審議拒否を続ける方針。鈴木氏の逮捕許諾請求を議決する本会議には出席するが、リスト問題などで参考人招致要求を次々に突きつけ、実現しない場合には、全面審議拒否を含めて対決姿勢を一段と強める構えだ。


この時点で、小泉政権はボロボロであった。
自民党内にも健保法改正案に反対する議員が少なからず現れ、民主党が背中をほんの一押ししてやれば、おそらく小泉内閣は自壊していた気がする。
健保法改正案の今国会成立は、小泉政権の至上命題であった。もしこの健保法改正案が今国会不成立で終わったら、小泉内閣は与党内、特に最大派閥の橋本派からその責任を問われることは目に見えており、総辞職か解散を考えざるを得ない状況に置かれていた。

この健保法改正案は、国会提出にあたって自民党内部でもめにもめた内容の法案で、昨年12月の「三方一両損」発言を境に財務省に背中を押された小泉首相一人が、自党の自民党と連立を組む公明、保守両党を「解散ブラフ」を切り札に強行突破してしまったいわく付きの法案であり、その内容はこの最終需要の減退でデフレのさ中にある日本経済に、来年4月1日からサラリーマン本人の患者医療費負担を2割から3割へ引き上げることによって更なる消費減退をもたらすこと必死であり、この時期にこの「悪法」を成立させる意義については、身内の自民党内からもフツフツと疑問が湧き上がっていた法案であった。


15日の各紙朝刊が伝えた国会内の反応は、上記のような状況であった。
それがなんと、同日の日経夕刊1面は、次のように報じた。
『民主党は15日午前、熱海市内で国会対策担当幹部の会合を開き、鈴木宗男衆院議員の林野庁の行政処分を巡るあっせん収賄疑惑で国会に逮捕許諾請求があった場合には、その採決から国会審議に復帰する方針を決めた。17日の党役員会でこの方針を改めて確認、他野党にも同調を求める。
13日からの審議拒否のきっかけとなった防衛庁リスト問題に関しては、衆院有事法制特別委員会で事実関係や責任などを引き続き求める。
熊谷国会対策委員長は会合で、「鈴木議員の問題を捜査当局の問題としてふたをしてしまうわけにはいかないというのが国会の責任だ」とも強調。』

上記の熊谷民主党国対委員長の発言は、私が6月14日の日経夕刊から引用し既述した下記内容と瓜二つである。比較していただきたい。
『民主党の熊谷弘国会対策委員長は記者団に、「仮に(鈴木宗男衆院議員の)逮捕許諾請求が出された場合は、何より優先して扱うべきだ」と語り、国会正常化のきっかけになるとの考えを示唆した。』
これは、何を意味しているのであろうか?


17日、鈴木衆院議員の逮捕許諾請求を19日の衆院本会議で採決することで、与野党は合意した。
18日の日経朝刊2面が、健保法改正案の参院審議に関して、次の報道を流した。
『与党は24日の参院本会議で審議入りさせたい方針で、衆院通過は週内がタイムリミット。野党は審議復帰の条件として健保法改正案の委員会採決撤回や防衛庁の情報公開請求者リスト作成問題を巡る参考人質疑などを求めているが、健保法改正案への補充質問を条件に与野党が折り合えないか探る動きも出ている。


19日。衆院は今国会の会期末となるこの日午後の本会議で、林野庁の行政処分を巡るあっせん収賄容疑で政府が請求した鈴木衆院議員の逮捕許諾を全会一致で議決する。
同日の本会議では42日間の会期延長も与党三党の賛成多数で議決する。野党四党は鈴木議員の逮捕許諾には賛成するが、会期延長の採決は自由、共産、社民の三党が欠席。民主党は出席した上で反対する。

与野党は18日、防衛庁リスト問題を巡って13日から空転を続けている国会審議への対応を協議。
19日の日経新聞朝刊1/2面が、その内容を伝えた。
『民主党は、@20日に与野党幹事長・書記局長会談を開き、防衛庁リスト問題について協議する。A20日の衆院厚生労働委員会に小泉首相も出席して、健康保険法改正案の補充質疑を行う。−−などを条件に、20日の衆院本会議で健保法改正案の採決に応じる意向を表明した。
野党第一党の審議復帰で、国会は事実上正常化へ動き出す見通しだ。』


これも同日の日経の記事である。
『国会正常化に向けた動きのきっかけは、皮肉にも与党を悩まし続けた鈴木衆院議員の進退問題だった。
与党は鈴木議員の逮捕許諾と辞職勧告決議案をカードに民主党の取り込みに成功
鈴木疑惑を追い風に共闘を進めてきた野党は対応が割れ、足並みの乱れを露呈した。』

『与党が当面の課題として急ぐのは、会期延長の議決と健保法改正案の衆院通過。この二つを通すための誘い水として用意したのが、逮捕許諾と辞職勧告決議案という二枚のカードだ。
19日は逮捕許諾を議決するのと引き換えに会期延長の議決をのませ、20日は辞職勧告決議案の採決を容認する代わりに健保法改正案の採決を求める作戦だ。
与党三党の国会対策委員長は18日、こうした腹案を持って野党各党を個別に回り、まず民主党と大筋で合意。
自民党の大島理森国対委員長から与党と民主党の合意を聞かされる形になった他の三野党は一斉に反発。民主党に野党国対委員長会談で説明するよう要請したものの、民主党の回答は「熊谷氏は不在」。福島瑞穂社民党幹事長が呼び掛けた野党幹事長会談にも民主党は応じなかった。』

突然ハシゴを外された三野党は、怒り心頭。『民主党の対応は意味がわからない。自民党と一緒にどこかでサッカーでも見てるのではないか」。民主党との連携に意欲的な自由党幹部ですら、(今国会冒頭から鈴木議員の疑惑追及などで培ってきた)野党共闘に亀裂が入ったことを認めた。


民主党熊谷国対委員長の言い分
同日の日経は、またこうも伝える。
『「これまで国対は我慢してきた」。18日午前の民主党役員会で熊谷国対委員長は、審議拒否の継続を主張する他の野党と共同歩調を取るのは困難との認識を示した。
熊谷氏のいら立ちの原因は、同日までの野党間協議。早期の審議復帰を模索する民主党に、共産党が「防衛庁の情報公開請求者リスト問題に関する責任の明確化が実現するまで審議拒否すべきだ」と異論を唱え、「審議復帰のきっかけを失う」と映った。』

民主党の方針は「責任野党」を標榜する立場から、審議拒否の長期化を嫌ったため。
他の野党は、「結束して攻勢をかけるべきタイミング(社民党幹部)での民主党の離脱に困惑しており、19日に会期延長が決まる今後の国会運営にしこりを残しそうだ。』


20日の日経新聞朝刊2面が、怒りの収まらぬ三野党と、民主党内の批判を次のように報じた。
『民主党が国会審議拒否を転換、審議に復帰したことに他の野党や党内から批判が相次いだ。
執行部は与党と合意していた20日の衆院本会議での健保法改正案などの採決を21日にずらすことにしたが、「自民、民主の談合だ」との他党の不満はくすぶっており、関係修復は容易ではない。
「共闘関係を崩す必要はない」。19日午前の民主党両院議員総会では審議復帰を決めた執行部への批判が相次ぎ、鳩山代表が「大いに審議を尽くし、最大の敵である自民党を葬り去らなくてはいけない」と引き取る一幕があった。』


私には幾つもの疑問がある。
疑問(1):与党が、衆院厚生労働委員会で野党欠席のまま単独で健康保険法改正案を強行採決し可決した6月14日の日経夕刊で、なぜ民主党の熊谷弘国会対策委員長は記者団に、『「仮に(鈴木宗男衆院議員の)逮捕許諾請求が出された場合は、何より優先して扱うべきだ」と語り、国会正常化のきっかけになるとの考えを示唆』することができたのであろうか?

その後の経緯は、熊谷国対委員長が示唆した通りの動きとなった。与党が強行採決に踏み切った時点で、既に事態収拾の方策が自民党と民主党の国対の中で取り決められていたような印象を受ける。もしそうなら、まさにそれは他の三野党の言う「自民、民主の談合」ということになる。


疑問(2):19日の日経朝刊が伝える『与党が当面の課題として急ぐ会期延長の議決と健保法改正案の衆院通過の二つを通すための誘い水として用意したのが、(鈴木宗男議員に対する)逮捕許諾辞職勧告決議案という二枚のカードだ』との記事が事実であったなら、私は実に奇異な印象を受ける。

なぜ鈴木議員に対する逮捕許諾辞職勧告決議案が、民主党に対する”誘い水の切り札”になれるのかがわからない。
自民党は、検察から出された鈴木議員に対する逮捕許諾請求を拒絶できるのであろうか?
自民党は、検察が逮捕許諾請求までしている鈴木議員に対する野党の辞職勧告決議案を拒否できるのであろうか?
読者の皆さん、よくお考えいただきたい。ここに民主党のマヤカシがある。
なぜ民主党は自民党に対して、鈴木議員の逮捕許諾辞職勧告決議案を「拒絶できるものなら拒絶してみたらいい」と突き放した姿勢が取れないのであろうか?
なぜ民主党は自民党に対して、そのような些細なカードと引き換えに、@健保法改正案の委員会採決撤回A防衛庁の情報公開請求者リスト作成問題を巡る参考人質疑、のような国民にとって最重要な政治問題を捨て去ることができるのであろうか?しかも今国会当初より培ってきた野党共闘に亀裂を生じてまで。
民主党は、政治的重要度の斟酌が狂っているとしか思えない。


疑問(3):同じく19日の日経朝刊が伝える、『熊谷氏のいら立ちの原因は、同日までの野党間協議。早期の審議復帰を模索する民主党には、審議拒否の継続を主張する他の野党と共同歩調を取るのは困難で、「審議復帰のきっかけを失う」と映った』との記事の意味するところは?

民主党の方針は、「”責任野党”を標榜する立場から、審議拒否の長期化を嫌う」のだという。耳当たりの良い言葉である。しかし、”責任野党”とはどんな野党なのであろうか?
今回の経緯で露呈した民主党の現実は、共闘を組んだ仲間を置き去りにして、健保法改正案というロクデモナイ「悪法」が成立するお手伝いをすることであった。
13日の国会審議拒否スタートのきっかけとなった「防衛庁の情報公開請求者リスト問題に関する責任の明確化」に関して、「要求が実現するまで審議拒否すべきだ」という共産党の意見は、しごくマットウのように聞こえる。
自分が始めた審議拒否の理由である「防衛庁の情報公開請求者リスト問題に関する責任の明確化」が実現していないにもかかわらず、審議拒否が長期化するのはマズイから審議復帰するというのは、本末転倒もいいとこではなかろうか?
「審議拒否の長期化を嫌う」それはそれで一つの姿勢として結構。しかし内容がなんであっても、なにがなんでもそれで行くとなると、これは首を傾げざるを得ない。それを「教条主義」という。


疑問(4):民主党の方針の背後に隠された真実は、何なのか?

私はそれを、「解散」への忌避とみる。もう一押しすれば、小泉政権はこけていた。
社民党の幹部は、「結束して攻勢をかけるべきタイミングでの民主党の離脱に困惑」したそうだ。民主党が審議拒否をスタートさせたそもそもの理由である「防衛庁の情報公開請求者リスト問題に関する責任の明確化」にもう少し固執していたら、健保法改正案の成立を阻止できたかもしれない。防衛庁リスト問題をもう少し深く追及していれば、住基ネットの開始強行も防げたかもしれない。健保法改正案の今国会不成立は、既に述べたとおり小泉政権の瓦解に直結していたはずだ。

しかし現実は、与党が衆院厚生労働委員会で単独強行採決をした前後に、自民党と民主党の国対は落とし所の調整ができていた可能性が高い。何故なんだ?なぜ小泉政権を救うようなことをやるんだ?
その理由はただ一つしかない。「解散」が怖いからだ。民主党は、解散総選挙を怖がっているのだ。それを小泉首相には、すっかり見抜かれている。
与党の首相が「解散」ブラフを連発し、政権を奪取せねばならない野党が、「解散」を怖がっているという捩れ現象。それがまた、小泉「国家主義」内閣の延命を助けている。野党第一党といえど、支持率が一桁台の民主党が「解散」を怖がっても、ある意味、当然と言えば当然か。


野党共闘に亀裂が生じた。小泉首相は生き返った。そこが潮目(しおめ)であった。
6月21日、小泉首相は道路四公団民営化検討推進委員会のメンバーに、猪瀬直樹氏を押し込んだ。
小泉内閣の支持率は見事に反転し、再び上昇に転じた。
民主党は、小泉首相の「協力勢力」であった。



<数の論理>


私はしばしば、ヤフーの「政治」掲示板に投稿する。
よく考えると、ちょっと頭に血が上ったときが多いようだ。
第154通常国会の最終日となった6月19日の、日付はもう20日と変わっていた深夜に、私は次の投稿をした。(内容一部修正あり)

熊谷国対委員長
投稿者: メッセージを送信 comtaka1
2002/ 6/20
はっきり言って、私はよくこの男のことを知らない。
にもかかわらず、ここ半年あまり、私はこの男の影が気になっていた。
民主党がやることが、なんかおかしい。
民主党が私の願いとは反対方向に動く。
そう感じた時、私は知らないなりに、この男の存在を意識していた、あまり良い意味ではなくて。
なぜか?それはこの男の役職が、民主党国対委員長であったからである。
民主党は、なんで熊沢前農水次官を国会に呼べないのだ?
民主党は、なぜ武部農相の首を討ち取れないのだ?
機密費問題は、なんでうやむやになってしまうんだ?
安倍、福田両氏の非核三原則無視発言問題は、どこへ行ってしまったんだ?
瀋陽総領事館問題の外務省責任はどこへいったんだ?
防衛庁リスト問題の責任は、誰が負うんだ
私はそれらすべての問題の背後に、この男の影を感じてきた。

そして今朝のニュース。
「野党は民主党が19日から国会審議への全面復帰を決める一方、自由、共産、社民の三党は、19日の衆院本会議での鈴木議員の逮捕許諾請求の採決などを除いて、審議拒否を続ける方針を変えず、今国会冒頭から鈴木議員の疑惑追及などで培ってきた共闘に乱れが生じた。」
民主党はこれまで、野党共闘を第一に行動してきたはずだ。
それが選挙も真近いかと思わせる今になって、共闘体制にひびを入れるとはどういうことだ?
小泉首相はこの国会で、何度与党単独審議をやったか?
民主党は、すべて上記にリストアップしたことを水に流してしまうおつもりか?
水に流すということが、どんな意味を持っているかもわからない党なのか、民主党は?
水に流すということは、彼らがやったことを認めることと同じことなのだ。
彼らは必ずまた同じことを繰り返す。
彼らが味をしめて、エスカレートしてきているのがわからないか?
有事法制や、個人情報保護法案で強行突破してきたらどうする気だ?
今回図らずも水面上に浮上して野党に亀裂が入ってわかったことは、民主党のわけのわからない態度の裏に、やはり、この男「熊谷国対委員長」がいたということだ。
この男は、民主党のガン細胞の一つではなかろうか。
首相官邸から裏で鼻薬でもかまされているのであろうか?
こんな男がいるから、民主党はいつになってもゴミ支持率なのだ!
今回の行動は、他の野党三党の方が、よほど国民に分かり易い。
国民は第二自民党には興味ないのだ。
何度も言ってきたが、民主党内の自民シンパ、小泉シンパは、早く自民なり小泉首相のところへ帰れ。
小早川がゴロゴロしている西軍は、いつになっても負け犬だ!
次に、ヤフーの「政治」掲示板に時たま現れる民主党永田寿康衆院議員(HNはnagatahisayasu2)による、同日付の下記の投稿をご覧いただきたい。

健保法改正案への対応
投稿者: メッセージを送信 nagatahisayasu2
2002/ 6/20
 健保法改正案について、民主党は野党共闘重視の立場をとりつつも、他の野党三党とは異なる対応をとり、本会議での採決に応じることにしました。
そもそも、健保法改正案の委員会強行採決については、野党が審議拒否をしている最中に与党のみで単独で行われており、許されることではありません。
しかしながら、(健保法の中味に問題があるものの)あの審議拒否の理由は法案の中味ではありませんでした。
審議拒否の理由は、防衛庁のリスト作成事件に関する調査報告書として当初4枚紙の概略のみが発表され、38枚紙の発表を見送るように与党幹事長が圧力をかけていたことでした。

では、健保法の審議プロセスはどうであったかというと、驚くほどに野党ペースだったのです。
審議時間はすでに野党が要求していた長さを上回っています。
地方公聴会の開催要求にも与党は応じています。
つまり、中央公聴会や締めくくり総括質疑などの通常のプロセスを省いたことは遺憾ではあるものの、少なくとも強行採決の直前までは与党は野党の要求を全てのんでいたのです。

この状況で、防衛庁リスト問題という全く法案と関係ないテーマで国会空転に陥っていたことに乗じて中央公聴会などの通常のプロセスを省いて採決に至ったことは問題ですが、これ以上審議の条件(ハードル)を上げることは、理屈が通らないのです。繰り返しますが、与党は野党の要求に誠実に応じていたからです。
「この条件をのんだら審議に応じる」と約束していたその条件を基本的に全て与党はのんだのですから、本会議採決に応じるのも当然です。そうでなければこちらが約束を破ったことになってしまうからです。
そのかわり、通常のプロセスを省いて突然採決に入った森英介厚生労働委員長の判断は咎めなければなりません。先ほどの本会議で、民主党単独で委員長解任決議案を提出し、野党三党欠席の中、民主党のみが賛成し、与党反対で否決されました。

民主主義とは、プロセスのことです。憲法に書いてある条文のほとんどは国会・司法・内閣に関する手続きに関することです。
そして手続きの中には与党と野党の約束を守ることも含まれます。
与党と野党の約束を誠実に守るならば、本会議採決に応じないという選択肢は考えられないことであると、確信する次第であります。

民主党衆議院議員
永田 寿康


上記のコメント内容に疑問を感じた私は、同日夜、永田議員に宛てて次の質問メッセージを投稿した。
永田議員へ
投稿者: メッセージを送信 comtaka1
2002/ 6/20
 @あなたの言い分を聞いていると、有事法案であろうが、個人情報保護法案であろうが、粛々と審議して、最後は「数の論理」で通ってしまうようにも思えますが。

Aこれまで民主党は、野党協力を第一において、自民党と闘ってきたのではなかったのですか?
今回の件で、野党協力にひびが入ったことは疑いありませんね。
今後は「野党協力を第一において」という言葉が空しく響くんではないですか?

B信念も大事ですが、政治はもっと泥臭いもんじゃありませんか?
狂牛病責任、外務省責任、非核三原則を踏みにじる安倍、福田両氏の発言、防衛庁リスト問題、それに小泉首相の”自虐主義”発言、これらに対する国民のやり場のない怒りを、民主党はどのように吸収するおつもりですか?
つまり、国民に民主党は、国民の不満を吸収できない党だと思われて構わないのですか?

Cサラリーマン本人患者医療費3割負担とする考えは、「三方一両損」を唱えた小泉首相一人でここまで引っ張ってきたような、今のデフレ時代に不適当なバカ気た法案です。自民党厚生族は当初、必要ないと言っていたはずです。
そのような法案のどこに与党単独強行採決までして成立させる根拠があるんですか?
自民党がサラリーマンを敵にするのはそれはそれで結構ですが、なんで民主党がそのお手伝いをしなければならないんですか?民主党もサラリーマンの敵になりたいんですか?

D>>「この条件をのんだら審議に応じる」と約束していたその条件を基本的に全て与党はのんだのですから。
鈴木ムネオ議員辞職勧告決議案のことですか?
逮捕された議員に、今更強制力もない辞職勧告決議案を可決してなんの意味があるんですか?
逆に自民党が提出したいと言ってきたら、「今更出してどうなる、ケツ洗って出直して来い」くらいに罵倒してやるところでしょう。

>>そのかわり、通常のプロセスを省いて突然採決に入った森英介厚生労働委員長の判断は咎めなければなりません。
2002年度予算案の津島衆院予算委委員長の採決日程職権決定のケースとそっくりですね。
否決されることがわかっている委員長解任決議案に、どれだけの意味があるんでしょうか?

結論として、本件は、野党協力にひびをいれてまで主張を貫くほど、政治的に重要なことだったのでしょうか?
野党間の信頼なくして、自民党相手にこれからの国会を闘えるんですか?
(共産党は除いて)野党協力なくして自民党相手に、次回選挙を戦えるんでしょうか?


翌21日に、永田議員の反論が投稿されました。
民主党の国対方針について
投稿者: メッセージを送信
nagatahisayasu2
2002/ 6/21
 私は民主党国会対策委員会副委員長ですから、その関連で民主党の国対方針を簡単に説明したいと思います。Comtaka1さんにお返事する形で書きます。

>@あなたの言い分を聞いていると、有事法案であろうが、個人情報保護法案であろうが、粛々と審議して、最後は「数の論理」で通ってしまうようにも思えますが。

結果はそうでしょう。しかし、他の野党三党のように審議拒否を続ければ、同じく「数の論理」で通ってしまうばかりか、法案審議を通じて法案の問題点を明らかにすることもできなくなってしまいます。
健保法や個人情報保護法、有事法制などの悪法の問題点に関する議論を議事録に載せ、国民の前に明らかにすることは野党第一党の最重要責務です。

(comtaka1さんの)Cについて
民主党が採決に応じても(もちろん反対を投じるわけですが)健保法成立のお手伝いをしていることにはならないと思います。

Dについて
民主党が健保法審議の前提としたのは、50時間以上の審議時間や地方公聴会開催のことです。辞職勧告決議案などは健保法審議の前提になり得ません。
ただ、防衛庁リスト作成問題で4枚紙しか出さなかった問題は全ての審議をストップさせる事態に繋がりました。

>否決されることがわかっている委員長解任決議案に、どれだけの意味があるんでしょうか?

委員長の暴挙を咎めておくことには意味があります。民主党はあのような非民主的な委員会運営を許さない政党です。

>結論として、本件は、野党協力にひびをいれてまで主張を貫くほど、政治的に重要なことだったのでしょうか?

逆です。あれほど与党が丁寧に条件を飲んできたのに、野党協力にひびを入れてまで審議拒否にこだわる党の姿勢の方が問題です。ここで審議拒否をするなど、全く理屈が通りません。

過去を振り返れば、自民党は野党の審議拒否戦術に乗じて、様々な悪法を与党単独で強行採決してきました。
おかげで、悪法の数々が問題点も明らかにならずに成立してきたのです。
本音を言えば、審議拒否をしてもしなくても、どっちみち与党案が成立するのです。
この「数の論理」を認めるならば、野党など必要ないということになってしまいます。
それは議会制民主主義を否定することに繋がります。私達民主党は、審議を通じて、議論の質で勝負する政党です。
今後とも変わらぬ応援を御願い申し上げます。

民主党衆議院議員
永田 寿康


永田議員の投稿に対して、ヤフー「政治」掲示板をご覧になっている他の方からもメッセージが寄せられた。
”swumin21”さん、永田議員が関連内容でレスされているもので、ご了解なしに勝手にご投稿を使用させて頂きました。
もし不都合があれば直ぐに削除致しますので、ご連絡下さい。

粛々と、とは?
投稿者: メッセージを送信 swumin21
2002/ 6/21
 国民の目線と国会議員の目線がかくも違うものかと、もどかしさを感じています。
今日本で吹き荒れている不況の嵐は国会の中には吹き込んでいかない様です。
自殺者百万人、失業者が350万−400万人、潜在失業者もいれると500万人とも言われています。
国家の財政赤字は700兆円、ムーディズの格付けもいきなり2ランクも下がりました。相変わらず銀行の不良債権は増加の一途を辿り、企業倒産はもとより中小銀行の倒産はこれからが本番です。

国会では毎日のように議論される事は法案審議よりムネオ問題を始め汚職や公務員の不正のオンパレードです。
日本は客観的に見ると既にタイタニック号と化しています。2005年がリミットとも言われだしました。限られた時間しかありません。

民主党は日本の現状についていかなる認識をもつているのか計りかねるのです。
コップの中だけの理屈で野党共闘を棄て「自民党と粛々と」審議して、自分だけ良い子ブルのは大局を見誤っていないでしょうか。
今更ムネオの辞職勧告など証文の出し遅れです。
辞職勧告は検察に送るシグナルでしかないでは有りませんか。
これではタイタニック号と化した日本を救うことは不可能です。
国民は平成の維新を切望しているのです。小泉政権誕生の時は民主党でさえ熱いまなざしで歓迎したではありませんか。
腐敗した自民党から政権を奪取して同じ苦労しても苦労のしがいが有る、「普通の国」にして欲しいと言う国民の願いであった筈です。
国民が既存政党に失望したら政界再編とか石原新党待望論が再燃するでしょう。
今は目が無くとも政界の一寸先は闇といいますから年が変われば民主党分裂も全く無いとは言いきれなくなってきましたね。
”swumin21”さんへの永田議員のレス。
審議に応じるのが国会としての責務では?
投稿者: メッセージを送信
nagatahisayasu2
2002/ 6/21
 Swminさんも、「国会では毎日のように議論される事は法案審議よりムネオ問題を始め汚職や公務員の不正のオンパレードです」とおっしゃっていますけど、だから健保法を審議しなくてはならないのではないでしょうか?
今日は総理出席で厚生労働委員会審議がありました。総理の意見を聞ける、大切な機会です。これを放棄することは、国会議員として、できません。

「今更ムネオの辞職勧告など証文の出し遅れです。」ともおっしゃっていますが、辞職勧告決議案は野党共同提出でずいぶん前から出していますよ(確か宮前秘書が逮捕された時、事務所に家宅捜索が入ったときと、過去二回だしています)。それを上程しなかったのは与党の判断です。
(ちなみに、辞職勧告は検察に送るシグナルではなく、国会の自浄作用を示すものです。)

健保法改正案は先ほど衆議院を通過しました。
与党は賛成、民主党は反対、他の野党三党は欠席です。
他の野党三党の欠席理由は「防衛庁リスト問題が解決していない」です。
であるなら、その後の鈴木議員辞職勧告決議案も欠席すべきだと思いますが、健保法採決直後に三野党は議場に入りました。
理解しにくい対応です。
他の野党を非難するつもりはありませんが、国民にわかりやすく、筋を通し、論戦を通じて法案の問題点を明らかにする方が良いのではないでしょうか?

今週末はパソコンにさわれないので、お返事できませんがまた週明けに戻ってきます。
ではでは。

民主党衆議院議員
永田 寿康


上記永田議員のコメントに”swumin21”さんが再度反論されてるが、ここでは割愛させて頂こう。
それに対する永田議員のレスの本件に関連する部分のみ、下記に取り上げた。
swuminさんへ
投稿者: メッセージを送信 nagatahisayasu2
2002/ 6/24
(省略) 
審議に応じるかどうかは各党主体的に判断しています。それをやるのが、国対の仕事の中心的な部分です。
(省略)
辞職勧告決議案が国会議員の自慰行為なら、なぜあんなにみんな真剣に考えているのでしょうか。法的効果の発生しないパフォーマンスならもっと気軽に考えても良さそうなモノです。野中氏の困り切った表情や河野太郎氏の造反など、を見ていると、「大切なことだから真剣に考えている」と理解するべきだと思います。
これをパフォーマンス呼ばわりする方は、明らかに国会議決というものの重みを正確に理解していないのです。

さらに、健保法で民主党が採決に応じたのは(これも採決の申し出があって、これに「応じる」という形をとっています)、議員辞職勧告決議案を口実にしたものではありません。
何度も書いているように、健保法の審議プロセスにおいて、強行採決の直前まで、与党は野党の条件を全て飲んだのです。これ以上条件を厳しくすることは、約束違反であり、信義にもとる行為です。

何度も審議拒否をし、強行採決を許して議場で暴れる、こんな古くさい国会運営で国民が幸せになるでしょうか?民主党の政権担当能力は国民に理解されるでしょうか?
今、新しい民主的国会運営が生まれようとしています。55年体制的な枠組みではなかなか理解しにくいやり方ですが、どうかご期待下さいませ。

民主党衆議院議員
永田 寿康


その後、私は、
「このネットにおける民主党国対副委員長の永田議員の発言内容では、どんな悪法も審議時間をかければ次期国会で成立してしまいそうだ」とか、
「少しでも修正を勝ち取らないとと言ったって、2勝ち取って、8失う民主党国対手法」とか、
「解散を先延ばしできて民主党議員には採算は合うかもしれないが、国民にとって採算が合わないんだから、民主党が報われるわけがない。現実に無党派層だけが増え、民主党はゴミ支持率のままだ」とか、
ブツブツ独り言のような投稿を掲示板に流していましたが、6月29日に到ってついに私は爆発してしまった。
爆発しろ!
投稿者: メッセージを送信 comtaka1
2002/ 6/29
 たまに爆発しろ!
いつもいつも優等生ぶっているから、百戦錬磨の小泉首相や自民党に舐められているのがわからないか?
国民だっていい加減民主党のやり方に疑問を感じているぞ!
たまに爆発しろ!ケツ捲くれ!カナナスキスではNGOかNPOの妙齢の女性ですら、ケツを捲くったぞ。見たか!
審議拒否より修正案だと?
有事法制であろうが、個人情報保護法案であろうが、審議時間さえ達成すれば、後は「数の論理」はしょうがないだと?
ここという時は、横になれ!民主党がへそを曲げたら、梃子でも動かないところを見せてやれ!
それが政治だろ。最初から審議して採決して「数の論理」でどんな悪法でも通る、そんな民主主義がどこにある?
ケツ捲くるのも民主主義だ!ケツ捲くって国民に審判してもらうのが民主主義だと言う意味だ。
選挙だけが国会議員が国民の審判をあおぐ唯一の手段ではない。
重要な法案、特に国民生活に直結するような重要な法案に対しては、国会でケツを捲くって国民の意思を問うことも、数に劣る野党としての重要な責務だ。
野党がそれをしなければ、国会では「数の論理」で多数派の意見が何でも通ってしまうではないか?
誰が国民の不満を吸収できるというのか?
民主党がいま国民の不満を吸収できていないところに、ゴミ支持率の原因があることくらいわかるだろう。

たまにはケツ捲くれ!横になれ!そして国民の支持を取り戻せ!わかったか鳩山民主党!

<追記>
健保法改正案で、このデフレの時代になんでサラリーマンの消費を減退させるような患者医療費3割負担を決めなければいけないのか?
このおかしさを理解できないのか?そんなことをやっているから、ムーディーズに格付け下げられたり、株が下げたりするのがわからないか?
そんな矛盾に満ちた法案を、国対取引で通過させてしまい、上記経済的反応のみならず、野党協力にひびを入れ、サラリーマンの反感を買い、自民党にまた舐められる材料を与えることに、一体どんなメリットがあるというのだ?
ケツを捲くるべきであった。横になる時であった。
そうすれば、多数の国民も支持したであろう。マスメディアも支持したかもしれない。
自民党内からさえ、支持者が出たかもしれない。法案は否決されたかもしれない。
小泉は総辞職もしくは解散していたかもしれない。
そうしたすべてのことを民主党熊谷国対委員長は、国民の目の届かないところで自民党と国対取引を行い、無に帰してしまった。
この人物を、国民にとっての「抵抗勢力」と呼ばずして何と呼ぶ?
このような妥協を今後も続けていくならば、民主党自身の存在が国民にとって有害なものとなってしまうが、それで良いのか鳩山民主党?


野党第一党とはいえ、支持率一桁台のゴミ支持率政党。
いつになっても”鳩山的反応”から脱皮できない党首の下に、訳の分からない業界内でしか通用しない小理屈を御旗に掲げて、自民党党首小泉首相の「協力勢力」を務める熊谷委員長率いる民主党国対委員会。
右派から左派まで揃えて、右へ行くのか左へ行くのか真っ直ぐ歩くのさえ困難な野合政党。

たとえ「悪法」でも、審議時間さえ消化すれば、あとは「数の論理」で国会で法案が成立するのもやむを得ない、こんな頼りない政党に国民の生命・生活を委ねられますか?
そんなことを言えば、有事法案であろうが、メディア規制法案であろうが、審議時間を取りさえすれば、如何なる「悪法」であろうが国会で成立してしまう。
7月31日に幕を閉じた前通常国会で、政府・与党が次々に提出してくる重要法案の余りの杜撰さにアゼンとした思いがあったが、よくよく考えてみれば、国会審議の中で民主党の顔を立てるために、わざわざ修正の余地を残して政府・与党は法案を出してきているのではないかとさえ勘繰りたくなるような「未熟法案」のオンパレードであった。
このエサに飛びついて「修正を勝ち取った」と大喜びし、「私たちは、審議拒否ではなく、審議を通じて議論の質で勝負する政党」と国民を置き忘れたところで自己満足に浸っているのが、ゴミ支持率の「民主党」ではなかろうか?


国民を置き忘れた政党に、未来はない。
私は民主党に提言する。分裂しろ!
右派を中心とした「第二自民党」と、左派を中心にした「第二社会党」と、「中間派」に分裂しろ!
そして民主党内で真に国を思い国民を思う心ある議員は、「中間派」に結集し、中間国民層の代弁者となり得る新政党の核となれ!
鳩山代表、もうあなたの「とき」ではない。
(2002/08/11)
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