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<Taka remarks>
鳩山由紀夫氏
「鳩山代表の”軽々しい”重大な決意」.........................2002/03/06
「鳩山的反応」とは、このことだ!..................................2002/05/01
「どの面(ツラ)下げて再出馬」........................................2002/08/11
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「鳩山代表の”軽々しい”重大な決意」
あれは何だったんだろうか?
テレビカメラをやや半白眼の視線で凝視しながら、「重大な決意をもって臨みます」と民主党代表鳩山由紀夫氏が語っていたのは。
その冷静な声と、「重大な決意」の持つ言葉の重みが、久々に鳩山民主党代表を頼もしい存在に写し出していたのだが。
去る1月19日に開催された2002年度民主党定期大会における鳩山代表の「あいさつ」は、話し振り、内容ともに若々しい党の党首としての雰囲気を感じさせたなかなかのものであったと、私は感じた。
しかし、その鳩山代表の「重大なる決意」とは、いったい何だったんだろう?
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<3月4日夜>
衆院予算委員会は自民党鈴木宗男議員の「証人喚問」を、11日午前9時から行なうことを全会一致で議決。
この後の予算委理事会で、与党側が6日に2002年度予算案の「締めくくり総括質疑」と「採決」を行なうことを提案。
野党側は反対したが、津島雄二予算委員長は職権で6日の「採決」を決定した。
与党側は、野党側が欠席した場合でも、単独で「採決」する方針。
与野党は、5日にデフレ対策と外務省問題に関する「集中審議」を行なうことで合意した。民主、共産両党が出席したいとの意向を示したため、野党側審議拒否の足並みが乱れた。
(日経新聞2002.3.5朝刊1面)
<5日午前>
自民党の山崎拓幹事長ら党執行部は、国会内で2002年度予算案の審議日程を協議し、野党側が審議拒否した場合でも6日に衆院予算委員会、衆院本会議で「採決」にかけ、同日中に参院に送付する方針を確認した。
(日経新聞2002.3.5夕刊2面)
民主、自由、社民、共産の野党四党による国対委員長会談が開かれ、自由、社民両党は「鈴木宗男衆院議員の問題について審議を尽くしたとは言えず、6日の採決には応じられない」と主張したが、民主、共産両党には「鈴木氏の証人喚問が実現したのは、2月末の党首会談で喚問実施は予算案審議を進める条件と確認した成果だ」との見方が強く、最終的に自由、社民両党も「四党の足並みの乱れを表面化させてはいけない」(幹部)との方針に傾き、津島委員長の解任決議案提出とセットで「総括質疑」と「採決」に出席することで合意。
(日経新聞2002.3.6朝刊2面)
<5日夕>
野党四党は国対委員長会談を開き、「審議が不十分であるにもかかわらず予算案の採決日程を決めた津島衆院予算委員長は、公正さを欠いている」として、同委員長の解任決議案を提出することで合意した。
(日経新聞2002.3.6朝刊1面)
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ということで、野党四党は3月6日午前、津島衆院予算委員長の解任決議案を提出。午後の衆院本会議で与党三党の反対多数で、粛々と否決された。
この後、衆院予算委で、「締めくくり総括質疑」に続いて、同日夕2002年度予算案の「採決」が行なわれ、与党三党の賛成多数で可決された。
同日深夜の衆院本会議では、野党側の提出した公共事業費1兆3000億円削減や雇用対策の5100億円増額などを柱とする予算案の組み換え動議を否決した後、一般会計総額81兆2300億円の2002年度予算案と予算関連法案は与党三党の賛成多数で可決され、直ちに参院へ送付された。
憲法の規定により、参院での議決がなくとも、4月4日の午後12時には自然成立することとなり、事実上、来年度予算の年度内成立が確定的となった。
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そこで話は元へ戻って、民主党鳩山代表がテレビカメラに向かってやや半白眼の視線で、「重大な決意で臨む」と言ったその「重大な決意」とは、いったい何だったのであろうか?
民主党といえば、多数の国民が心の中で望んでいると思われる「二大政党による緊張感ある政治」という図式の、片翼を担うべき政党である。
その政党の党首が、「重大な決意で臨む」というのであるから、私のみならず多くの国民が、何かが起きるかもしれない、その何かはきっと膠着し癒着し切った日本の政治の現状にとって、おそらく好ましい方向への変化となるにちがいない、と期待していたのではないかと私は推測する。
しかし、何か起きたのであろうか?
すべては粛々と、多数派である与党三党の求める方向で進んだだけのような気がするが。
鳩山代表は、「重大な決意」のもとに何をイメージしていたのであろうか?
民主党内には、「経済情勢を考慮すれば、予算案案件を引き延ばし続けるわけには行かない」との声があるという。
例えばの話、予算案案件を引き延ばし続けないで、野党側に何かの方策があるというのであろうか?
上述したように、民主、共産両党には、「鈴木氏の証人喚問が実現したのは、2月末の党首会談で喚問実施は予算案審議を進める条件と確認した成果だ、との見方がある」という。
あれだけ世論の非難を浴び、外務省の調査報告でも鈴木氏と外務省との「異常なる関係」の存在が認められ、自民党内においてすら鈴木氏を擁護する声がほとんどないという事態において、「証人喚問の実現」が大成果だと。
鳩山代表の「重大なる決意」の中味は、鈴木氏の「証人喚問の実現」であったのか?
もしそうだとすれば、あまりにもお粗末過ぎやしませんか?
喚問するのが当たり前の「証人喚問」を実現することが「重大な決意」というのでは、いざ証人喚問してどこまで鈴木氏を追い詰めることができるか、たいへん心許ない気がするのであるが。
もしそうでなければ、「重大な決意」とは何なのか?
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野党側は、今回の鈴木氏証人喚問問題では、すでに国会審議の欠席にも踏み切っている。
鳩山代表が「重大な決意」を仄めかしてから、野党側には与党を追い詰める決定的なチャンスがあった。
それは、3月4日夜の衆院予算委員会で、自民党鈴木宗男議員の「証人喚問」が11日午前9時から行なうことが全会一致で議決された後の予算委理事会で、与党側が6日に2002年度予算案の「締めくくり総括質疑」と「採決」を行なうことを提案。
野党側は反対したにもかかわらず、津島予算委員長が職権で6日の「採決」を決定した時点である。
この時、自由、社民の反対にもかかわらず民主、共産両党は、5日にデフレ対策と外務省問題に関する「集中審議」を行なうことに賛同した。
この後、野党側は、6日の衆院本会議に先立って津島予算委員長の解任決議案を提出したが、これは当然数の原理から粛々と否決されて終わった。
解任決議案を出すくらいなら、なぜ4日深夜の予算委理事会で津島予算委員長の職権による6日「採決」決定に対する反対を、その時点で行動で示さなかったのか?
民主党は、行動で示すどころか、自由、共産の反対を押さえ込む方へ動いたではないか。
一体全体、鳩山代表の「重大な決意」とは、何だったのか?
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民主党は、いわゆる「二大政党による政治」の片翼を担う政党と目されている。
にもかかわらず、世論調査における政党支持率では6%とか8%とか14%とか、とても二大政党の一翼にある政党と思われない低支持率に喘いでいる。
その原因は、鳩山代表、あなたにある。
今回の件でも、与党側は再三再四予算案の年度内成立を目指し、単独採決の脅しを野党側にかけてきている。
与党側の「単独採決」という「数の横暴」は、野党として絶対に許せない一線のはずではないのか。
もしそうなら、なぜ国民の前に、与党のその強引な手法が明らかとなるようなやり方をとらないのか?
今回の野党側のやり方では、国民は与党側の「単独採決」の脅しのことなど、まったく気づくわけがない。
民主党内の一部にある、「経済情勢を考慮すれば、予算案案件を引き延ばし続けるわけには行かない」という姿勢は、なんともはや政権奪取意欲の無いもの言いかと思う。
小泉首相がこの経済危機のさ中に、何をしてきたか、とくと考えたらいい。
まず彼は、更迭する必要性のない田中前外相を更迭して、混乱を増幅させた。
次に、誰もが反対している医療費サラリーマン患者本人3割負担来年4月実施明記に固執し、これまた混乱を引き起こした。
このときは、与党の公明党、保守党、それに自党の自民党議員にすら「解散」を匂わせて脅しをかけ、自分の意思を貫き通した。
野党で、たかが支持率10%前後しかない民主党が、政権党である小泉首相さえ怖れない「解散」を、なぜ怖れなければならないのか?
なぜ小泉政権を「解散」に追い込んで、政権奪取しようとする意欲を国民に示さないのか?
「解散」して小泉政権を潰し、「小泉デフレ」の呪縛から日本経済を解き放つことが、いま日本の喫緊の課題であることが、なぜわからない?
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鳩山代表、あなたは今回のあなたの「重大な決意」の内容を、何と説明するのか?
あなたは、こうして国民の期待を失ってきた。
鳩山代表、民主党の支持率が10%前後しかない主たる原因は、あなたにある。
私は、民主党そのものは、党としての主張や国会における質疑等々、内容の濃いものを持っていると考えている。
問題は、寄せ集めの党を一つの方向に向かわせる信念とパワーのある党首が必要であることだ。
「二大政党による緊張感溢れた政治」を求める私のような国民にとって、あなたのような人物がその片翼を担うべき政党の党首でいることは、日本の政治のために耐え難い思いである。
あなたが民主党党首でいるかぎり、小泉政権の「小泉デフレ」による日本経済の体力消耗を止めさせる手立てを描けない。
鳩山代表、あなたは人が良すぎるのかもしれない。
鳩山由紀夫民主党代表、あなたはあまりにも軽すぎる。
(02/03/06)