the NIKKEI-watcher



Taka remarks
NOTES




DATE・・・・2002/05/13(日経E-2)
TITLE ・・・外相の責任 首相「考えず」


小泉首相は13日、中国・瀋陽の日本領事館内に駆け込んだ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からとみられる脱出者を中国の武装警察官が連行した事件への対応を巡って川口順子外相の責任論が与党内で浮上していることに関して、「考えていない」と述べた。
首相官邸で記者団の質問に答えた。

福田官房長官も記者会見で「まったく責任はない話だと思う」と語り、外相としての責務を十分果たしているとの認識を示した。


読者の皆さん、中国瀋陽領事館事件に関する外相責任について、小泉首相は「考えていない」と言い、福田官房長官は「まったく責任はない話だと思う」と言う。
これでいいんでしょうか?
もし外相が、川口現外相ではなく田中真紀子前外相だったら、彼らは何と言ったでしょうかね?
5月7日、虫垂炎の手術から無事生還、政務に復帰した亀井前政調会長は12日、「少なくとも外相は結果責任を負う。我が国の誇りと自信、尊厳が完全に崩れた形で(報道で)世界に流された」と早速気炎を上げた。

今回の事件が、外務省を統括する川口外相に「まったく責任はない」などという白々しい言葉は、いったいこの小泉あるいは福田という政治家のどこから出てくるのであろうか?
次の文章は、私のホームページのJapan Problem/「行政の責任を問う」の中の一節である。
「行政」、それは時として、「うそ」と「怠慢」と「傲慢」と「無責任」で塗り固められることがある。そして、塗り固められた「行政」は、その自らの腐敗によって自壊作用を起こすまで続くのが常であるから、いつしか、「うそ」と「怠慢」と「傲慢」と「無責任」で塗り固められた「行政」が、社会の中のそこかしこで見られるようになる。”悪貨は良貨を駆逐する”という経済原則にのっとり、悪い「行政」は良い「行政」に悪影響を及ぼし、やがて、「うそ」と「怠慢」と「傲慢」と「無責任」が、日本の「行政」を象徴するキーワードとなった。

この事件において、またしても「行政」はその腐敗ぶりを如何なく白日の下に曝したのみにとどまらず、ビデオ映像によってそれを世界へ発信したのである。
瀋陽領事館の「怠慢」と「無責任」。その後の外務省の対応に見られる「うそ」と「無責任」。
そして内閣の責任者である小泉首相と福田官房長官の「無責任」で「傲慢」な発言。
日本を背負う内閣の責任者としての自覚がまったく感じられないその発言。
こんな連中に、「有事法制」においてすべての責任を任せることなど出来ようか?
こんな内閣に、「メディア規制法」によって、何が規制の対象となる内容かの判断を全面的に委ねることが出来ようか?


もし外相が田中真紀子さんであったら、彼らは喜び勇んで彼女の首を差し出していたであろう。
そのような恣意的な「行政」がまかり通って責任が果たせるのか?
この小泉内閣はすでに、国民の多数が求める狂牛病責任の武部農相の辞任を拒否し、「三方一両損」の人事のはずが「一方丸得」人事にすり替わった野上前外務次官の退職をも拒否し続けてきた。
ここでさらに世界に日本の大恥を曝した瀋陽領事館事件に対し、川口外相には「まったく責任はない」と言う。
これまた、私のセルフメイドの「標語」である。「TAKAチラシ語録」とでも言おうか。
腐りきった日本の「行政」に送ろう。

「責任は、果たさず、執(と)らず、省みず」
「責任をとれない人間は、責任ある地位に就くべきではない」
(2002/05/13)

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