the NIKKEI-watcher

<Taka remarks>

辻元清美氏
  




「刺したのは、WHO?」


4月1日エイプリルフールに、産経新聞が朝刊第1面に次の記事を流した。


辻元氏疑惑 民主議員秘書の告発だった
 社民党の辻元清美前衆院議員(41)の秘書給与不正受給問題で、「週刊新潮」に“告発”したのは、民主党の参院議員秘書だったことが31日、関係者の話で分かった。秘書は旧社会党員で、辻元氏を筆頭とする若手議員の台頭に「(社民党が)乗っ取られ、めちゃくちゃになる」と、危機感を募らせていたという。
 辻元氏の疑惑が報道された直後から、秘書は事務所関係者ら周辺に「自分が話した」などと、事実関係を認めていた。

 関係者によると、秘書は、旧社会党の党員として議員秘書を長年務めていたが、平成8年の社民党分裂後、民主党に移った参院議員らとともに社民党を離れた。だが、「苦しい時代も自分たちが力を合わせて党を支えてきた」(旧社会党関係者)という意識が強く、社民党に残った古参職員との親交が続いていたという。
 ここ数年、社民党では党再生のため、土井たか子党首が自ら白羽の矢を立てた辻元氏や福島瑞穂参院議員ら「土井チルドレン」と呼ばれる若手議員が台頭。「若手議員は言動に責任を持たない」と不満の声が漏れ、ベテランと若手の間で言動をめぐる摩擦が生じていた。

 とくに、マスコミへの露出が多く、「ポスト土井」の一人だった辻元氏に対しては、「土井さんにかわいがられているのをたてに、やりたい放題に振る舞い、党を変えようとしている」(永田町関係者)という批判の声が多かった。
 また、辻元氏は党本部で個人的な集会を開くことが多く、「時折、左翼系の活動家とみられる人物も参加していた」(社民党関係者)ことから、集会の自粛などを求めたが、聞き入れなかったこともあったという。
 こうした辻元氏の自己中心的な言動などをめぐる内部対立が進行。「このままでは、(旧社会党の流れをくむ)社民党が乗っ取られる」「古参職員の居場所がなくなる」という私憤が鬱積した結果が、エースを追い落とす“告発”へとつながった。


天下の産経新聞が、しかも第1面トップで「特ダネ」の形で流したわけだから、これはもう勝負あった、と見られてもしょうがない。
辻元前議員を、刺したのは、WHO?
だが、待てよ。この記事が流れたのは、4月1日、ご存知「エイプリルフール」の日だ。
しかもだ、流したのが「産経新聞」とくれば、これはまず第一に、まゆにつばつけて読まないと、いかんかもしれないが、しかし、いくらなんでも、タメにする「ガセネタ」ってことは・・・ないだろうなア?

私とすれば、この記事を読んで、ドキッ!
最初に、”週刊新潮”に辻元政策秘書疑惑のネタを提供したのは、てっきり自民党関係者だとばかり思い込んでいた。
たまたまヤフーの掲示板で、私の誤りを指摘して下さった方がいて、そのリンクしてくれた先を辿ってぶち当たったのが、「安東尚美」さんのホームページであった。読んで、私は驚愕した。
このホームページと、さらに彼女が投稿していた「2ちゃん」の掲示板を読んだ結果、私は、辻元前議員を刺したのは、「安東尚美」さんに違いないと確信した。
長い期間、ドジを踏まないでヨカッタ!と、私にサジェストして下さった方に、心から感謝をした。
それが、・・・・・


しかし、もし産経の記事内容が真実であったとすれば、この民主党参院議員秘書なる人物は、「四つの罪」を犯していると言わざるを得ない。


<その1>卑怯の罪
この秘書氏は、自ら『辻元氏の疑惑が報道された直後から、事務所関係者ら周辺に「自分が話した」などと、事実関係を認めていた』とのことである。
自ら、吹聴して回った結果、産経新聞が「特ダネ」をものにすることにもなったのであろう。
なにしろ、”週刊新潮”に告発までしたのであるから。
それにしては、この男、産経の記事で「匿名」とは、なんなんだ?
社民党分裂時に民主党に移った参院議員の秘書なんて、ちょっと調べりゃ直ぐわかるに決まってるじゃないか。
なんで堂々と名を名乗らないんだ?
そこに、この人物の「卑怯の罪」がある。


<その2>おせっかいの罪
この秘書氏、いまはもう民主党に鞍替えした参院議員氏の秘書の立場である。
『社民党に残った古参職員との親交が続いていた』のは結構だが、いくら昔よしみのためかどうか知らないが、『「このままでは、(旧社会党の流れをくむ)社民党が乗っ取られる」「古参職員の居場所がなくなる」という私憤が鬱積した結果』かどうか知らないが、民主党に在籍している現在の立場において、”週刊新潮”に、他党の辻元議員を『追い落とす”告発”』をするなどということは、一般人の常識では考えられないことである。
そこに、この人物の「おせっかいの罪」がある。


<その3>裏切りの罪
この秘書氏は、現役の参院議員の秘書である。
「政策秘書」に限らず、かなりの数の国会議員が、秘書給与のピンハネをして事務所の経費に近年まで流用していた、あるいは現在もしている、というのが議員と秘書の偽らざる関係であろう。
ということであれば、この秘書氏は、社民党出身の参院議員に仕える身にしてはお珍しく、後ろ暗いところが何一つないクリーンな議員ー秘書の関係を保っておられる方らしい。
それはそうと、この秘書氏は、仲間の仕える多くの議員さん達が、すねに傷持つ秘書給与の処理をしている現状において、”週刊新潮”に、辻元議員(当時)の「政策秘書疑惑」ネタを売り込んだことになる。
そこに、この人物の第一の「裏切り」がある。
さらに、この秘書氏を雇っている参院議員氏が、自分の秘書氏が、辻元議員(当時)を刺したなどと知っているはずがないと思うので、この秘書氏は、自分の雇い主(正式には国家公務員なので国であることは招致しているが)である参院議員氏を、裏切っている。
さらには、内証で社民党の内紛に口を出し、辻元議員(当時)を週刊誌に”告発”したことで、自党の「民主党」にも大きな裏切りをしたことになる。
これらに、この人物の「裏切りの罪」がある。


<その4>無考えの罪
この秘書氏、辻元議員(当時)の疑惑を”週刊新潮”へ”告発”した当初は、辻元さんだけを追い落とす積もりであったと思う。
しかし現実は、それがドミノ現象のように次々と波及し、ついには古巣の「社民党崩壊」の淵にまで及ぼうかとしている。
もしこの秘書氏が、ほんとうに辻元議員(当時)の「政策秘書疑惑」を”週刊新潮”へ売った人物であるなら、いまごろ彼は、自分のしたことの波及の大きさに度肝を抜かれて、後悔しているに違いない。
いまごろになって後悔しても、どうにもならない。
そこに、この人物の「無考えの罪」がある。


同日に、4月13日号の「週刊現代」が発売された。
「スクープ 辻元清美を売った男」というタイトルの記事を読むべく、当然、私は駅売りの一冊を買った。

『では、今回の内部告発はいったい具体的に誰が行なったのだろうか。
(省略)
本誌は、今回の情報の発信源と言われるX氏を直撃した。
X氏は、辻元氏に名義を貸した政策秘書とともに社民党議員の秘書として働いたことがある。
(省略)
ーー情報はあなたのリークか。
「記事を読むと私がリークしたように思えるようだが、事実はそうじゃない。
(名義を貸した)秘書といっしょに仕事をしたことがあるから喋っただけであって、それ以上でもそれ以下でもない。
リークしたのは誰かなんて、噂を流すのは勝手だが、それを確定的にやられると、名誉毀損で訴えますから。」』


このX氏が、産経新聞がトップ記事で流した民主党参院議員秘書氏と同一人物であるかどうかは、賢明なる読者のみなさんがご判断下さい。


ということで、私はいったんはドキッとしたが、そのときまで、「安東尚美」さんが情報提供者であることを、再び露ほども疑っていなかった。
その「安東尚美」さんが、ヤフーの掲示板に初登場した。

正確に言えば、そのカキコをした人物が、間違いなく「安東尚美」さんであるとは、誰も言うことはできない。
インターネットの掲示板とは、そもそもそのようなものなのだ。
もともと、「安東尚美」と名乗る女性のホームページはあるが、それが真実「安東尚美」さんのものかすら、定かではない。
そもそも「安東尚美」という人物が、現実に存在しているのかさえ、私にはわからない。
インターネットとは、そのような世界でもあることを、私たちは常に頭の片隅に入れて置かなければならない。


そのとき、その人物は、naomioriginalと名乗っていた。
白川氏との裁判和解で辻元氏関与察知
投稿者: naomioriginal
2002年4月02日
メッセージ: 4621
 意外にも、3/27京都地裁初公判に白川さんがお見えになり、辻元さんの元秘書が私を応援するなとMLに流したことが話題になると突然、傍聴者を締め出し、次のお詫び文で和解させられました。
 なお、他の圧力で党の方針を変えるような自分ではない、自分のサイトには支援者との関係で書きたくない、ドクター中松氏を公認しなかったのは先に公認した宮崎氏と一緒にやりたくないためでなく、中松氏が選挙費用自分持ちはイヤだと言ったため、とのことでした。

「2001年7月に行われた参議院議員通常選挙に新党・自由と希望が選挙に臨んだ際、党のWebサイト(ホームページ)の候補者の紹介欄において、Webサイトを開設している候補者についてはこれを紹介しリンクを張ったにも関わらず、安東尚美さんについては紹介およびリンクを張りませんでした。これは私が安東さんのWebサイトの存在を知らなかったために起こったことであり、誠に申し訳なく思っております。安東さんはご自身のWebサイトをリンクするように党の事務局に何度か申し入れたにもかかわらず、これを適切に処理されなかったため、最後まで是正されなかったことは誠に遺憾であります。事務局体制の不備であり、その責任は私にあります。
 党のWebサイトに選挙期間中多数のアクセスがあったことから判断して、Webサイトがリンクされなかったことは安東さんの個人票の得票にかなり影響したと思います。安東さんは活発な行動によって京都大阪の党の底上げに大きな貢献をされたにもかかわらず、党のWebサイトにリンクを張られなかったため安東さんの個人票の確保に党として十分貢献できなかったことは誠に遺憾であり、心からお詫びいたします。

         2002年3月27日
   新党・自由と希望代表 白川勝彦」


 週刊新潮によると、社民党と日本赤軍との関係はヤドカリと殻とのことですが、白川新党から出た宮崎氏・福永氏は、日本赤軍も入り込んでいる電脳突破党員であり、宮崎氏・臼杵氏の参謀として、重信房子容疑者釈放を求める「石田ビル4F」の救援連絡センターが来ていました。辻元さんが、反創価学会を言うために、素人ばかりで戦うことになった白川新党を利用したことは、大いに考えられます。辻元さんが借金を返さなくなった昨年10月ころ、私は政界ポリティコなどの取材を受けるようになり、白川さんから新聞広告代(得票1%未満で自己負担)党がするから心配ないよという手紙をいただいています。

 昨年5月に、党の掲示板に「辻元清美さんは日本赤軍との関係釈明を」と載せてくれた共産党は、私が他党から出たので、参考人に推薦することはできない、と言っています。(共産党らしい言い分なので、深追いしなかった)
 辻元氏の参考人招致は4月10日とか。
 政策秘書のことは、私はソース源ではありませんが、20日の会見が嘘で、私設秘書と分配していることを、私設秘書や辻元さん本人から聞いて知っており、私設秘書を含むMLに流しました。
 高槻の後援会の中心が日本赤軍であることを把握しています。参考人招致にあたり、その辺も徹底的に追及してほしいのです。参考人にもなりますが、それが無理でも、議員やマスコミへの情報提供源として、できることは何でもいたしますので、ご連絡をお待ちしています。

 皮肉にも、日本赤軍や社民党のパレスチナ・イラク・北朝鮮情報から、辻元さんの政策が本当の平和主義でないことを私は知ってしまいました。 
http://www.naomi-ando.com

政策秘書のことは、私はソース源ではありませんが」と、安東尚美さん本人と思われる人物から、否定されてしまった。
辻元前議員を、刺したのは、WHO?


投稿にリンクされている、安東尚美さんのホームページに飛ぶと、次のようなコメントが掲載されている。

辻元清美氏に関する情報を提供いたします

 社民党政審会長だった辻元清美氏が議員辞職に追い込まれた記事を書いたのは、私が手紙を送ったら取材した記者でした。私は辻元氏や私設秘書から秘書経費の実態は聞いており、記事や記者会見の内容を見てすぐ、虹と緑のML(元秘書、私設秘書を含む)にそのことを流したら、辻元氏は嘘を認めざるを得なくなりました。

 辻元氏の高槻後援会中心が日本赤軍であるという実体や、ピースボートを日本赤軍が支援してきた証拠、辻元氏の政策や発言とどう結びつくのか、辻元氏以降の平和運動への提案など、辻元氏をあばく雑誌記事やテレビ番組に登場したいと思います。よろしくお願いいたします。
(電話番号省略)




「2ちゃんねる」には、次のような投稿記事があった。

新潮記事のネタ元はなおみちゃんだった!

1 :名無しさん@1周年 :02/03/28 02:09
 http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=171;id=seiji
実は、20日週刊新潮の記事を書いたのは、参院選前に私が手紙を送ったら取材してくれた記者でした。
明日、日本赤軍についての記事が出るそうで、政策秘書のは小手調べだったようです。
国会で参考人として喚問されるようですが、その対応で、辻元氏の再起可否が決まるでしょう。
なお、「他にも疑惑がある」と参考人招致を要求したのは穀田恵二氏で、私は共産党京都府委員会にも
政界ポリティコの記事をファックしています。自民党の町村氏事務所に電話したら、政界ポリティコは購読している、とのことでした。
 政策秘書については、違法行為はあるものの、国会議員なら皆やっていそうなこと、制度的な問題も確かにあります。この件だけでは、再起不能とはならないでしょう。
ではなぜ、辻元氏は最初から、3人の公設秘書の給与を私設含めて7人で分けていたという真実を言わずに、私だけ完全潔癖と言い張ったのか。
20日午後、週刊新潮を読み辻元氏の記者会見をテレビで見た私は、虹と緑のメーリングリスト(辻元氏元秘書、政策秘書も入っている)に、辻元氏本人や私設秘書から聞いていた、7人で分けているという実態を流しました。


これからも、われこそは「辻元疑惑」のネタを、”週刊新潮”へ持ち込んだ者であるという人間が、続々現れるかもしれない。
辻元前議員を、刺したのは、WHO?


「事実は、小説よりも奇なり」。
私は、どのような「事実」にも、口をはさむ気はない。
人はこの世に生を受け、たとえ如何なる人生であろうが、みんな一生懸命生きているのだ。
生きてる証しとしての人生が、小説よりも奇なる人生である人もいるであろう。

「事実は、小説よりも奇なり」であるから、「事実」を報道することで、「小説」よりも興味深い文章が、あるかもしれない。
(2002/04/02)

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