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<Taka remarks>
小泉純一郎氏 「信なくば立たず/やってから考える」
「高杉晋作」と小泉首相
DATE・・・・2001/04/30(M-2)
記者・・・・・編集委員 田勢康弘
TITLE ・・・”風見鶏”/高杉晋作と小泉首相/改革に挑む捨て身の異端者
評価・・・・・B
小泉首相は、『細面の顔つき、切れ上がった目』そして『破天荒な性格、命を惜しまぬ大胆さ、いくぶん情緒的な趣味』が、享年27才にして病死した幕末のヒーロー長州藩士高杉晋作によく似ている、と田勢氏はいう。小泉首相自身、田勢氏に「好きなのは断然、高杉晋作」と言ったそうだし、彼が高杉晋作に似ているというこの記事で、その”お化けのような”支持率がさらに数パーセントアップするかもしれないとなれば、ますます悪い気はしまい。
この記事を読んだ読者は、10人が10人とも、『(小泉首相が)破壊者高杉に、最大派閥が支配する日本の政治構造を変えようとする自分を重ねているのではないか』とか、『(彼は)政治につきものの建前と本音の使い分けなどない』という田勢氏の言葉を、率直に信じてしまいそうで懸念される。高杉晋作は長州藩に所属し、時の権力者である幕府に対し命を掛けた人物であり、小泉首相のように幕府の中にいて、小泉語録にある如く、幕府の外には絶対出ないと宣言している人物ではない。同じく語録にあるように、政策の小泉と政局の小泉の間を自在に変身し、YKKの友情を簡単に無視できる打算を持ち合わせた人物が、建前と本音の使い分けがないとは到底考えられない。
小泉首相と田勢氏は、政治の話などせず音楽や映画などの話をするというから、まさに友人の間柄のようだ。だからこそ、
『自民党三役・内閣人事で既成の秩序をぶち壊した。これだけでも小泉氏が政権の座についた意味がある』
『(彼は)どこかテロリスト的ムードが漂う。テロリストは心を明かさない』
『頑固な人だけに自説にこだわるあまり、国をあやまるようなことだけはしてほしくない』
『異端者はいつまでも異端者であってほしい。いたずらに妥協に走れば、たちまち国民の心は離れていく。』
という文章の行間に、”たとえ半年で首相の座を降りるようなことがあっても、三役・閣僚人事で気骨のあるところを示しただけでも政権の座についた意義がある。しかしできれば異端者を貫き、公約を実践して国民の期待に応えてほしいものだ。ただ彼は本心を明かさない部分があるので、いたずらに妥協に走ったり、国をあやまつ政策を取ったりして国民の期待を裏切る結果とならないか心配な点もある。”という友人としての心の揺れが感じられて興味深かった。
(2001/05/10)
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