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<Taka watches>
DATE・・・・2001/03/27(E-3)
記者 ・・・・ワシントン支局 春原剛
TITLE ・・・”ニュース複眼”/米中の危険なゲーム/目前に迫るイージスの壁
評価 ・・・・A Recommend!
『コンクリートの壁に向かって二台の車を猛スピードで走らせる。恐怖心にかられ、先にブレーキを踏んだ方が負け。命は惜しい。だが、ミエやプライドも捨てがたい。「ひょっとしたら」という気持ちを抑えながら、さらにアクセルを踏み込むーー。台湾を巡る米国と中国の綱引きは、向こう見ずな若者の間で昔から行われてきた、こんな危険なゲームに似てきた。』
米国が、あの長い長い大統領選を続けていた頃、”Bushがなろうが、Goreがなろうが、大した違いはない”との意見が、日本のMassMediaの大勢ではなかったろうか。この記事を読んで、中国を「戦略的パートナー」と呼んだClinton前政権と、Bush現政権の中国・台湾政策に、大した違いはないと思う読者はいるであろうか?私は、この記事の評価を”A”としたが、それは、この記事が、春原記者が読者に伝えたいと思っていること、すなわちBush政権は、Clinton政権とまったく違うことをやろうとしており、しかもそれは、若者の危険なカー・ゲームに似た、米中両国の威信と尊厳を賭けた大勝負である、というメッセージを、率直に表現しているからである。
このような記事が、もし大統領選の最中に出ていれば、読者は、少なくとも中国・台湾政策に関する限り、BushとGoreに政策の違いはない等とは思わなかったはずである。今でも遅くはない。この記事を読んだ読者は、春原氏が提示してくれた『Bush政権は来月にもイージス売却問題で最終決定を下す予定だ。壁は目前に迫る。』というスケヂュールに、果たしてどのような結果が待ち受けているのか、ハラハラドキドキしながら今後のNIKKEIの関連記事を読む、という楽しみを得たはずである。
そして、その過程そのものが、読者を啓蒙しているといえよう。
Bush Problem/China Problem