目覚し時計のTAKA




Taka notes

2004年5月




◇2004年5月16日(日)◇


アサヒ・コムの5月16日23:18発のネットニュースが、緊急全国世論調査(電話)の結果、70%が年金改革法案の今国会成立に反対であると答えたそうだ。しかも内閣支持層、自民支持層でも半数以上が反対であったという。
この結果から明白なことは、先の年金改革法案の衆院通過は、小泉政権と自民・公明与党の思惑通りの成り行きであり、決して国民が望んだ結果ではなかったということである。

翻って、民主政治の世界において、「野党」の存在意義とは何であろうか?国家権力というものは、想像を絶する「パワー」を有していることは、米国が「国家」の名においてイラクに攻撃を加え、フセイン政権を打倒したことからも明らかである。
政権与党とは、その国家権力を掌握し行政を思うがまま主導することができ、政権与党の長たる総理大臣は、検察公安のトップの任免はおろか最高裁判所判事の任命権をも持ち、有事に当たっては自衛隊を指揮する権限をも保有していることを、まずもって認識していただきたい。
さらに過去の人類の政治史を振り返ると、強大な国家権力を手中にした連中は、得てして国民にとって望ましいことより、自分らにとって望ましい政治をしがちであることもご理解いただけると思う。
国民の意見は、常に決して一枚岩ではあり得ない。そして、その国民の中の反対意見が政治の中で力ずくで押さえられることの最も少ない方法として、長い政治史の中から、民主主義政治が現代の主流を占めるに至ったわけである。
民主主義政治の根幹は、最後に多数決をとってすべてを決定することではない。それではまさに、田中角栄流の「数の論理」の政治となってしまう。民主主義政治とは、何か?その答えは、上述したように民主主義政治がなぜ現代政治形態における主流となったかの経緯の中にある・・と言えば、当然と言えば当然である。
政治史の流れの中で、民主主義政治とは、国民の意見が一枚岩でないために「多数決」という解決手段をとるために生まれてきた政治手法なのか?それとも強大な国家権力が、国民の中にある多様な不満をできるだけ吸収して行政にあたるために生み出された政治手法なのか?

要するに民主主義政治の根幹は、「多数決」なのか「国民の不満の行政への吸収」なのか、というテーマである。
このテーマは、当然のことながら、二者択一ではない。読者の皆さんがすでにお気づきのように、正解は、「少数意見に配慮した多数決」である。「多数決」を抜きにした民主主義政治はあり得ないが、少数意見を切り捨てた「多数決」もまた民主主義政治の信条に外れる。

ここで私は、アサヒコムの世論調査の結果に話を戻したい。国民の70%が年金改革法案の今国会成立に反対であると答えたにもかかわらず、政権与党の提出した「年金改革法案」は、すでに衆院を通過した。
日本の国民は、なぜその70%もが反対している法案が、衆院を通過し今国会成立が目前であるのか、よくよく考えるべきである。
小泉政権と与党は、国民の70%の多数が反対する年金改革法案を提出し、単独採決を挟んで強引に衆院を通過させてしまったが、これは強大な国家権力を掌握した傲慢な政権与党にありがちな、自分ら既得権益体制に都合のいい政策の国民への押し付けと解釈できる。良い悪いは論外で、政権与党とはそうしたものだとは言える。

問題は、「野党」である。「野党」の意味は、政権につけず、野に下った党という意である。
民主主義社会では、国民の意見は多様である。その多様な意見のかなりの部分を、政権与党と野党が吸収し政治の場で代弁し行動して行くのが、民主主義政治である。
ならば年金改革法案において、権力に溺れた政権与党が、国民の70%もが反対しているにもかかわらず強引に衆院通過に持ち込んだ理由は上述のとおりとして、なぜ「野党」たる民主党は、70%の国民の反対意見を国会で代弁できなかったのであろうか?
政権与党と政策を一にしないから政権につけないで「野」に下っているから、「野党」と言うのではなかったか?この民主党は、自民・公明の政権与党と談合して年金改革法案に関する「三党合意」をまとめ、年金改革法案の修正案(中身はご高承のとおり、小委員会・協議会設置、2007年3月までに見直し検討という賞もない内容)に衆院本会議で賛成した。しかも年金改革法案そのものには反対したからとエクスキューズをしているが、修正案に賛成した時点で、その修正案の本案にも賛成したことになる理屈もよくわかってないようだ。実に、みっともない弁明である。

国民の70%が反対している法案を政権与党がごり押しして成立させようと目論んでいるときに、与党とつるんで衆院通過を後押しする最大「野党」など、常識では考えられない。しかもその理由が、審議時間を充分尽くしたから「数の論理」で多数派には逆らえない・・・というよりは、民主主義政治と言うのは、そういう場合多数派に逆らってはいけないのだそうだ。
その松下政経塾出身の民主党「お子ちゃま政治家」連中の「お子ちゃま政治理論」の結末が、「詐欺的欠陥法案」を成立させておいた上で、2007年3月をメドに見直し検討するのだそうだ。なぜ国民の70%が反対し、見直し検討が必要な「詐欺的欠陥法案」が衆院を通過し、今国会成立が必至となってしまうんだ?

一見もっともらしく思える「お子ちゃま政治理論」には、先に述べた「少数意見への配慮」が決定的に見落とされている。「少数意見への配慮」のない「数の論理」は、民主主義政治に対する反逆である。民主主義政治の名を語り、「少数意見への配慮」のない「数の論理」を標榜する松下政経塾出身の民主党「お子ちゃま政治家」の「お子ちゃま政治理論」は、屁のツッパリにもならない欺瞞に充ちた亡国の屁理屈理論としか言いようがない。
野田、枝野、前原らの「お子ちゃま政治家」が、小泉詭弁首相の国家主義的悪法の数々の「何でも素通り国会」を演出し、国民にとっての暗黒政治時代を招いた立役者だ。
今回の年金改革法案の衆院通過が、ヤツラ本性の証明である。国民に対して「野党」としての責任を果たせぬ「民主党」は、「野党」の看板を下ろせ!民主党は、「第二与党」と呼ばれるべきだ。「野党」の責任の果たせぬ「第二与党」の民主党は、もはや日本の政治に必要ない。分裂し、散って「健全野党」の芽となることで、国民に償え!
松下政経塾出身の「お子ちゃま政治家」は、そのガキのツラ洗って出直して来い!それともガキのまま小泉とくっついて、亡国政治の核となるのか?(ワラ)




◇2004年5月13日(木)◇


日本はいったいどうなってしまったんだ?
こんなバカな話が、大手を振ってまかり通るとは・・・。
日本には、所謂「知識階級」なるものは、存在しないのか?
日本には、「知性」の具わった人物は、存在しないのか?
日本には、人の褌で相撲をとるコズルイ連中と、思考停止のアホ人間しかいなくなったのか?
小泉如きカブキ者に、いいように日本を引っかき回されて、「勝てば官軍」、「長いものには巻かれろ」、「虎の衣を借る狐」が人生訓の、恥知らずで無責任な自己中人間どもが蔓延るこの日本・・・。
あなたは、自分が日本人であることを、自分が生まれた祖国・日本を、心底から誇りに思えるか?


民主党の菅直人が「未納3兄弟」で代表を辞任し、11日の常任幹事会で後継候補者調整を一任された岡田幹事長が12日午後、小沢一郎代表代行に会い代表就任を正式に要請するという。
なんか、おかしいと思わないか?
基本に立ち返って、民主党の菅直人代表は、なんで辞任に追い込まれたのか?単に国民年金が厚生大臣を務めた一時期に未納だったためか?
それなら自民党には一時期未納だった閣僚はゴマンといるではないか?やつらが自己責任で閣僚を辞任する前に、なぜ菅直人だけ代表の地位を辞任する必然性があるのか?
菅直人が辞任して、小泉政権の未納閣僚どもが束になって辞任するなら、たとえ後先はあろうとまだ話はわかる。しかし、連中は自己責任がとれるようなタマか?菅直人だけ辞任して、小泉政権の未納閣僚どもが留任して決着したら、民主党にとってこんなバカな話はなかろう。

菅が辞任に追い込まれた理由が、単に大臣であった一時期未納であった・・・というだけでなく、自分が未納であったくせに、小泉政権の未納閣僚を「未納3兄弟」と揶揄して取り返しのつかない大恥をかいた・・・というのが、真の理由なのか?
確かにそれはアホウと言うに相応しい、代表たるものにはあってはならない大ミスであったかもしれない。しかし、もし自分が未納であることを知っていたら、絶対に小泉政権の閣僚を「未納3兄弟」などと呼ぶことはあり得ないことくらい、いくら日本の愚民と言えどもわかることだろう。
では、菅が厚生大臣時代に未納であったことは、菅直人が民主党代表を辞任しなければならないほど取り返しがつかない特殊事例であったのか?
これまた読者の皆さんご承知のとおり、大臣とか政務次官に就任した期間未納であった政治家はゴマンといるようである。菅直人の個人的ミスというよりは、政治家の集団的ミスの一事例であったように思われる。
ならば、バカなことを言った、大恥かいた、今後代表としての発言を国民に理解してもらい難い・・・などの松下政経塾出身の「お子ちゃま政治家」論は、いかにも筋が通っているように一見見えるが、・・・ほんとにそうか?
これまで小泉が、どれだけバカな、恥知らずな、無責任な発言を繰り返してきたか、思い起こしてみるがいい。
「公約など守れなくても大したことない」。「イラクのどこが戦闘地域で、どこが非戦闘地域かなど、私にわかるわけないでしょう」。「自民党をぶっ壊す」と叫んでいた男が、「自民党は大人の政党です」だとよ。こんなバカバカシイことを言わせたままにしてきた政党と政治家は、どこの党のどいつなんだ?

テメエの党ばかり清廉君子面して、代表・菅直人のたった一回の舌禍を大袈裟に騒ぎ立てて党首の座から引き摺り下ろし、肝心の小泉政権の閣僚の留任を阻止できなかったとしたなら、野党政治家としてこれほどのお笑いぐさはなかろう。
だいたい、政治家であった一時期国民年金が未納であったとして、それがなぜこれほどまでに大問題になったのか、その理由を認識しているのか?たとえ政治家であろうが人の子、一時期に未納期間があったくらいで、国民はなぜこれほど騒ぐのか?
ガタガタ騒ぎ捲くって菅直人を民主党代表の座から蹴落とした連中は、なぜ国民がこうまで未納問題に過敏になっているか、その理由がほんとにわかっているのか?

国民が政治家の国民年金未納問題に呆れ果て怒りを沸騰させている理由は、「年金問題」そのものにある。
第一に、保険料が引き上げられ年金水準が引き下げられるという現実。
第二に、年金財政の破綻によって惹き起こされたそれらの現実に対し、財政破綻を惹き起こした真の理由の解明と責任問題が政治家・官僚によってウヤムヤにされていること。
第三に、国民年金厚生年金が破綻している一方で、健全財政を保つ公務員年金があり、国民の血税で大盤振る舞いの議員年金もあるという、所謂「年金制度一元化」の問題。
最後に、これらを総合して「百年安心」の「抜本改正」だと嘘八百を国会で並べ立てた挙句、年金制度自体を何も理解していないことを未納議員続出で世間に知らしめたにもかかわらず、「三党合意」なるもので「欠陥」年金改革法案を衆院通過させてしまった与野党国会議員のまやかし。

国会議員に、単にその職種転換に際して国民年金の未納期間があったから、国民が激怒しているわけではない。上述したすべてを総合した「年金問題」そのものに、国民は激怒しているのだ。そのくらいわかれよな、松下政経塾出身の「お子ちゃま政治家」連中よ!

自民、公明、民主の3党が6日夜の幹事長・国対委員長会談でまとめた「三党合意」ってなんなんだ?
○衆参両院の厚生労働委員会に、「年金一元化問題を含む社会保障制度全般の在り方に関する小委員会を設置。
○一元化問題を含む社会保障制度全般の見直しを行い、2007年3月をめどに結論を得て随時実施。
○2004年から一元化問題を含めた一体的見直しのため与野党の協議会を設置。
○政府案に「公的年金一元化を展望し検討する」と明記した付則を追加。
○年金保険料は、社会保障全体の在り方の検討状況や経済社会情勢の変化などの事情を勘案し、必要に応じて検討。

読者の皆さん、上記「三党合意」の内容を熟読願いたい。
これが松下政経塾出身、民主党代表候補に名を連ねる国会対策委員長・野田佳彦「お子ちゃま政治家」の「審議拒否はしない」を宣言する「お子ちゃま政治理論」の結果である。
本稿を読み終わったら、是非Backキーをクリックして4月の「Taka notes」を再読していただきたい。同じく松下政経塾出身の枝野幸男政調会長は、こう言った。
『政府案に盛り込んでいない一元化に首相が言及したことで、政府案を”抜本改革”とする根拠が崩れた。そもそも政府案は国会で審議する価値もない、審議前から首相が見直しに触れざるを得ないような欠陥法案だ。まさに詐欺的と言わざるを得ない。』
菅直人代表は、そのホームページで、こう言った。
『厚生年金と国民年金を一元化した場合に、給付と負担の関係が変わるのは当然。14年間連続して厚生年金の掛け金を引き上げるという政府案と一元化の考え方が矛盾しているのは、誰の目にも明らか。』

この二人の発言内容と、「三党合意」の内容と整合がとれるのか?「三党合意」の結果、11日の衆院本会議で民主党出席のもと、自民・公明両党などの賛成多数で小泉詭弁首相の主張する「抜本改正」なる「年金改革法案」は衆院を通過し参院へ送られることとなった。
ということは、時間切れ廃案とならない限り(与党の強行採決が見込まれるので、現実にはそのような事態にはなり得ない)、今国会成立が決定したことになる。

これが、松下政経塾出身「お子ちゃま政治家」連中の「お子ちゃま政治理論」の結末である。これに国民が不審感を抱いた。公務員を除く国民の大半は、国民年金か厚生年金に所属する。彼らが現在の年金制度にどれほどの不審感を抱いているかわかるか?
端無くも枝野が語ったように、小泉政権の提出した年金改革法案は、国民不信の元凶の部分は先送りし保険料引上げと年金切り下げを優先した、まさに矛盾だらけの「詐欺的」欠陥法案である。
その欠陥法案に、民主党が擦り寄った。先頭に立ったのは、松下政経塾出身「お子ちゃま政治家」代表、野田佳彦国対委員長である。
その中身が、@厚生労働委員会に小委員会設置 A2007年3月をめどに社会保障制度全般を見直し B与野党協議会設置 C政府案に「公的年金一元化を展望し検討する」と明記した付則を追加 D年金保険料は事情を勘案し必要に応じて検討ーーという実にバカげた内容である。

何のための「年金改革法案」だったんだ?いまさら小委員会や協議機関や見直しや検討やるんじゃねーよ。そんなものは、法案を通過させる前にやれよ。これで2007年3月まで、官僚・公務員や国会議員の年金は手付かずか?それを既得権益擁護というんだろ?現・元を問わず、年金官僚の責任も一切お咎めなしか?
国民をなめるのも、いい加減にしろよ!民主党、お前らが小泉政権と与党に手を貸したんだぞ。お前らが、国民の「年金不信」を決定的なものにしたんだぞ。松下政経塾出身で民主党代表候補に名を連ねる「お子ちゃま政治家」野田佳彦国対委員長、わかってるのか?


民主党小沢一郎代表代行は、「年金制度改革法案」を巡る自公民三党合意は、国民と党員への背信行為だ」として、衆院本会議での採決を欠席した。小沢氏と歩みを共にしてきた藤井裕久議員も同調した。河村たかし、五十嵐文彦議員は、退席した。
かように民主党内でも批判の強い野田国対の「三党合意」が急速にまとまった背景には、「未納3兄弟」の菅直人代表の微妙な立場があった。菅直人は、自らの「未納3兄弟」舌禍のために危うくなった参院選を乗り切るため、「三党合意」により年金問題の拡がりを治めようとした。
民主党内の「三党合意」に対する反発を見透かした自民党安倍幹事長からは、「公党間の合意は極めて重い。民主党もそのことを考えて責任を果たしてもらいたい」との圧力がかかった。そして進退窮まった菅直人は、10日の両院議員懇談会で「三党合意」に対する党執行部一任取り付けを花道に、代表辞任を表明した。

菅直人が代表を辞任せざるを得なくなった真の理由は、「未納3兄弟」ではなく、実は「三党合意」にあった。民主党は年金問題において、国民に対し野党としてやってはならない「三党合意」をやり、国民のやり場のない怒りをかった。それが、「未納3兄弟」の菅に浴びせられた辞めろコールであった。
国民が菅に辞めろコールを浴びせたのはよく理解できるが、松下政経塾出身の野田「お子ちゃま政治家」が、自らの党首に向かって「未納3兄弟」を理由に辞めろコールを繰り返したのは、どういう所存だ?「三党合意」がなければ、菅直人が代表を辞任する必然性などどこにもない。小泉政権の「未納閣僚」の首を討ち取る前に、なぜ民主党代表がさっさと辞任する政治的戦略が存在するのか?
政権与党の閣僚の首を討ち取ることより、テメーの党首の寝首をかくことに熱心な野党がどこにある?松下政経塾の政治の教科書には、そんなことが書かれているのか?このボケが!
「三党合意」は、野田、テメーが先頭にたって自公と取りまとめたんだろうが?テメーに、菅辞任を口にする資格はどこにもないんだよ。その程度の政治的センスくらい持てよな、「お子ちゃま議員」殿!

民主党は衆院本会議で、「三党合意」にある「「公的年金制度の一元化検討」を付則に加えた修正案に賛成した。民主党は「年金制度改革法案」そのものには反対したが、修正案というものは本法案があって成り立つものであり、修正案に賛成したということは、本法案の「年金制度改革法案」に賛成したことと同じことである。
かくて目出度く自公と「同じ穴のムジナ」となった民主党が、次にしたことは何か?


菅直人代表辞任表明のあと、調整を一任された岡田幹事長は、小沢一郎代表代行のもとへ代表就任の打診に赴いた。読者の皆さん、理解できますか?国会という公式の場で、「三党合意」に基づき与党の詐欺的欠陥「年金制度改革法案」を成立させた党が、その法案と「三党合意」に反対を主張し、採決を欠席した人物に党首を打診に行くとは???
党議に違反して採決を欠席したりすれば、ヘタすれば党を除名されたりするんじゃなかったっけ?それが、除名どころか党首を打診されるとは?読者のみなさん、あなたはこの松下政経塾出身の「お子ちゃま政治家」の「お子ちゃま政治理論」が巾を利かす民主党を、理解できますか?

BACK
NEXT
TOP
MENU
Message Board

MAIL TO: taka@taka-watch.com